メカバース 少年とロボットのレビュー・感想・評価
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本当素晴らしい作品
採点4.3
とにかく最高のエンターテイメントでした。
最初の公開時はスケジュールが細すぎて全く合わなく、気がつけば終了。
再び公開となった今回は是が非でもと足を運びました。
しかも公開初日の舞台挨拶付きです。
目にした監督は思いの外小柄。でも体はがっしりとして、何より声が太くて渋い。
そのトークの中で一番興味深かったのはロボットの名前リトルドラゴン。
これはブルースリー(李小龍)からだそうですよ。
あと監督が出演したのは10年という撮影期間にスタイルを維持したままのオーダーを頼める人がおらず(ギャラ的にも)、自身でやるしかなかったそうです。
物語は戦争で両親を亡くした青年と、バディとなるロボットの友情と成長の物語。
冒頭の戦闘シーンからして凄いクオリティで圧倒されます。
これは自分の中の「男の子」が、すっごい喜ぶヤツなんですよ。
またメカニックのデザインが欧米と違って、無骨で格好良いんです。
敵の親玉なんてデザインが武将ですしね。
主人公はあくまで訓練生なのでその過程がメイン、実践はほぼ無いもののアクションに物足りなさは全くなかったです。
主人公はいわゆる劣等生で、喘息持ちで乗り物酔いも酷い。
そんな王道と言えるストーリーラインですが、その熱量が桁違いに感じました。
終盤の戦闘も手に力が入るくらいで見応えも充分。
またエンドロールがアツいんですよね。
トークでも話してましたがモーションキャプチャーは監督自身がやっていて、こういった映像にもグッときます。
97分の尺ですが密度がすごくて、凄い満足感でした。
とにかく素晴らしい。
監修後。扉を通ると監督が待ってて思わず「素晴らしかったです!」と握手してしましました。
とっさだから日本語で訳わからんかったでしょうけど、その感動は伝わったかなと。多分。
これは続編が見たいなぁ、本当素晴らしい作品でした。
アフレコ頼りドラマ
水を制するものがコロニーを制するとされる星間戦争が巻き起こっている世界で、地球の水を狙ってやってくる火星軍と戦う地球防衛軍のメカコープスアカデミーに入隊したカイの話。
体力は合格ラインギリギリだけど、筆記はアカデミー史上最高得点とか、パイロットの能力に合わせて体力に合わせて組み上げられて、潜在能力も武器になる的なこと言っておいて、小さいが故のメリットとか頭の良さから来る潜在能力とか何も無し。
バトルもドタバタな笑いを優先しちゃっていたり、何もしない間があったりしてテンポが悪いは緊迫感がないは…そういえば、戦っている相手の側の描写も皆無なのも物足りなさの一因ですかね。
もうちょいシリアスな部分とコミカルな部分のメリハリや、この主人公らしい特色とか考えて作ったら面白くなりそうなのに勿体なさ過ぎた。
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