女家族のレビュー・感想・評価
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「女性の会話が見所」
今年179本目。
後半が非常にいい。
映画見てる時どこが監督さんが一番見せたい所かなと普段はあまり考えないんですが、今作後半の検査の所から三段ロケット位で面白い展開。会話ですね。女性の会話が映画で聞いたことない内容。子供の時やった夏の風物詩がノスタルジー感じて良かった。中島裕矢監督が映画館にいらしてお話しできて嬉しい。
じゃじゃ馬
家父長制が根強く残る田舎の村の女ばかりの4代の家族が、祭りの日に全員揃って巻き起こる「家族」の話。
三人姉妹は全員独身、長女は40歳三女は30歳、祭りの日の朝から誰の子かわからない11歳の少女を次女が預かって来ているという状況で始まって行くけれど、最初はちょっと設定が解りにくい。
ちなみに個人的には、この村では女は神輿を担いではいけないというのは、神事だからということで理解出来るけれど、THE田舎にありがちな前時代的な思考の持ち主で、本家だ分家だ跡取りだと述べるのは全然理解出来ないタイプ。
そんな状況下、全員揃って妊娠だ不倫だ結婚だ、とドタバタ劇を繰り広げるけれど、婆ちゃんと母親しか知らない秘密とか、突然のキャラ変の背景にある本当の思考と約束とか、ドラマとしての部分も暑苦しくないぐらいに納得させてくれるものがあったし人情的だし、とても面白かった。
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