僕の中に咲く花火

劇場公開日:2025年8月30日

解説・あらすじ

自然豊かな岐阜県の田舎町を舞台に、亡き母への思いを抱える思春期の少年が、周囲の人々に支えられながら喪失感や死への恐怖と向き合い、今を生きていくことを決意する姿を描いた青春ドラマ。

岐阜県の田舎町に住む18歳の大倉稔は、小学生の時に母親を亡くして以来、家にほとんど帰ってこない父と、不登校で引きこもっている妹との関係に悩んでいた。10年経った今も母を忘れられずにいる稔は、死者と交流できると話題の霊媒師と出会い、死後の世界への好奇心から次第に非行へと足を踏み入れていく。そんな中、東京から帰省してきた年上の女性・朱里と知り合った稔は、どこか母のような優しさを持つ彼女との交流を通して、心の空白を埋めていく。しかし、稔の前で不幸な事件が起こり、死への好奇心が恐怖へと転じたことで、彼の心に潜んでいた狂気が姿を現しはじめる。

「バイオレンスアクション」などに出演した安部伊織が稔役で映画初主演を務め、「タイムマシンガール」の葵うたのが朱里役、「ブルーを笑えるその日まで」の角心菜が稔の妹・鈴役で共演。渡辺哲、加藤雅也が脇を固める。短編映画「The Soloist」で注目された清水友翔が、自身の経験をもとに脚本を執筆し、長編初監督を務めた。「太秦ライムライト」の監督・落合賢がプロデューサーを担当。

2025年製作/93分/PG12/日本
配給:彩プロ
劇場公開日:2025年8月30日

オフィシャルサイト

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映画レビュー

2.5 「レイニーブルー」の男の子バージョンかな?

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館
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ひろ702

5.0  #清水友翔 監督『 #僕の中に咲く花火』 亡くなった母のことを忘...

2025年9月18日
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鑑賞方法:映画館

 #清水友翔 監督『 #僕の中に咲く花火』

亡くなった母のことを忘れられずにいる稔。家に寄り付かない父、引きこもりの妹と悩みは尽きない…

ドラッグで母のことを見てもそれは母が帰ってくるわけではない。落ち込むも周りの人に助けられるがその人達も抱えるものがある。

大きすぎる喪失が、あって、他人の思いに気がついてようやく自分だけで生きていない事に気がつく。

気になっていたのをようやく観られました!

家族それぞれ語られない背景を想像させられる、

 #角心菜 さん演じる今の兄との最後の言葉の場面が印象に。

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てぃと

3.5 「不器用ですから」という言い訳は通用しない

2025年9月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

孤立していると感じた時、父には選択肢(逃げ場というべきか)があったが妹には…父がやっとまともに息子と対話できるようになるための代償が何と大きかったことか。馬鹿は(誰かが)死ななきゃ治らないのである。
不器用すぎて家族を顧みてなさそうな父の態度に反発しながら、そういう自分は妹を守れたのか?深夜散歩では気をつけろと言っただけで先に帰るし、線香花火では話は聞いてやったが最後は登校しろとプレッシャーかけるしで、本当に追い詰めたのは無関心にみえる父ではなく自分だったのではないか?と稔が感じても不思議ではない。もっと言葉を尽くしていれば、妹からもっと言葉を引き出してやれば…つまり、どんなに強く相手を思っていてもそれを言葉にしなければ伝わらない、ということ。あのトンネルシーンで、半裸の朱里が「寒い」と言ってから稔が服を掛けにいくのは象徴的かもしれない。

高校生喫煙とか無免許運転とか空き地の焚き火とかの揚げ足取りはしないてあげてね。

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ひろちゃんのカレシ

5.0 若者の感情の機微が秀逸な映画

2025年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

揺れ動く若者の感情と、家族のとの関係が、写術的に描かれておりすごく感動しました。
様々な問題を抱えながら家族でほんの少しづつだけど、前に進んでいく姿を見て家族のあり方も考えさせられる映画。
役者の安部伊織さんのこれからの活躍が楽しみです。

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ナギサ

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