劇場公開日 2023年12月22日

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「現実と霊障の境界か無くなっていく」TALK TO ME トーク・トゥ・ミー 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0現実と霊障の境界か無くなっていく

2023年12月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

良いところ
和風ホラーっぽいので、日本で受けるかも
現実に侵食する恐怖感

ダメなところ
ミア(ヒロイン?)が終始被害者を振る舞っていて共感できない
いちいち行動選択が(ストーリーにとって)都合がよい

正直かなり怖いホラー。霊側が物理的な攻撃力がなく精神的な影響しかないので対処治療だけならできなくもないし、最初から対処法が確立してるので、ヒューマンエラー以外の問題がない。

まあ、出てくる奴らをほぼほぼ頭悪くして、ストーリーに都合の良い設定にしてるから、設定とかがよくできてると思う。本筋そのものはよくある話だが今の人間像に沿っててリアリティが担保されてる。そこを受け入れないとずっと共感できずにストレスかも。

メインのミアが最初から最後までクズなんであまり同情も共感もわかずラストはざまぁと思わなくもないが、それ以外のキャラクターにもあまり共感わかなかった。

よくキャラクターが最善の行動を取らないとストレス、という人間いるがそこまでは流石に同意しない。けど最悪の行動取るのは嘘くさい。特に清拭の時や連れ出した時、でかい病院で完全監視しないとまずい症状の患者を放置しすぎじゃない?選択というよりも病院として不備があるだろ。血中酸素モニターしてんだから外したら即ナースセンターに通知行くだろ。

こういう霊が現実にゆっくり浸食してくるところは和風ホラーっぽくて日本ではよく見るのもあって日本ウケしそうだな。

木花咲耶