劇場公開日 2024年5月18日

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「東京に夢をみる若者とそこで恵まれてはしゃぐ子供」東京ランドマーク サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0東京に夢をみる若者とそこで恵まれてはしゃぐ子供

2024年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞57本目 凡作 45点

ジャック&ベティで毎熊くんと芋生ちゃん登壇の舞台挨拶にて鑑賞

この鑑賞日よりも前から予告含めマークしており、公開されて日が経ってお目にかかったが、若くから新鋭監督の元力をつけてきた方々が触れてきた作品作りや自らが感じてきた青年期を結晶させるかのような丹精が籠っているのはわかるが、どこか惹きつけられない

鑑賞者みなが口を揃える3人で鍋を突く煮え足りないワンカットであろう会話劇や朝一ポスト確認する話、父が亡くなって清々する話、終始夢を持って東京に来たがうだつが上がらない現実に、時間が止まりひょんな出会いからどこか遠くにいきたい、今じゃなくワクワクしている何かに飛び込みたい、そんな若気の至りを苦く淡く写している

アパートの近くに公園か学校があるのかな、どちらにしても夜以外の要は一般的に多くの人間が活発に行動している時間帯にベランダでタバコをふかしたり、悶々とした日々を過ごす現実を生きる青年と、その対照ともとれる、現実をまだ生きていない子供の対比が映さず声のみで恐らく故意に入れたのが、若くから映画作りに携わってきた方々が触れて培ったセンスの一つだとみて感心した

サスペンス西島