ギルバート・グレイプのレビュー・感想・評価
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タンクが爆発、ボン!ボン!
ジョニーデップの出演作の中で1番好き、ディカプリオの出演作の中でも1番好き、ジュリエット・ルイスも1番好き‼️温かくて、ほほえましくて、さわやかすぎる名作です。ジョニデはキャリア史上一番美しいし、レオは本物の障害者にしか見えないし、ジュリエットも本当に素敵なんですが、一番の主役はお母さんですね。警察署にレオを迎えに行くシーンなんか、胸打たれます。あと音楽の魅力も絶大で、忘れられない余韻を残してくれます。この作品を観てから、上司や同僚から目標を聞かれると決まって「いい人間になりたいです」と答えてしまい、失笑を買ってます。
しみじみと泣けてきます・・・
大好きな一本です。思うところあって改めて観なおしました。
一時、日本ではアイドル的な人気を誇ったジョニー・デップとディカプリオ。今やカルトな役もこなせる疑う余地のない世界的な実力派俳優。原題の"What's Eating Gilbert Grape"の通り表現の容易じゃない物憂げな若者とハンディキャップの少年といった難しい役柄を演じたこの二人。やはりこのころから「ただもの」ではないですよね。
なんにも起こらないアイオワの片田舎という舞台もアメリカという国柄や時代を感じさせない普遍的な雰囲気を醸し出しているんだろうなあ。全編通してしみじみと泣けてきます。この映画はきっとまた10年後に観ても同じ気持ちにさせてくれるのだろうと思います。
昨今、日本でも社会問題になっているヤングケアラーがストーリーのバックグラウンドになっています。最近、ボランティアで子供の電話悩み相談をしており似たような環境の子供たちの心の声を聴くことが何度かあり思わず感情移入してしまい筆をとった次第です。
ごく普通のアメリカの日常に潜む『What's Eating Gilbert Grape』
この掴み処の無い日常の描写のなかにアメリカの若者達の抱える細やかな鬱屈と幸福が何も起こらぬ日常のなかに織り込まれたまま過ぎ去っていくのだが、チョッとした何かに棹さす日々の変化が、流されていく日常の中で大きな旅立ちへと導く切っ掛けとなる。しかしその旅立ちの先に果たして夢見る未来が待ち構えている予感は余りしない。ただそのエンディングのみに於いてその不安を辛うじて消し去る演出がなされている。目に見えぬ重低音が終始見てる側に伝わってくるような作品。それがある意味心地よくある意味居心地が悪い。素晴らしい作品。
名作!
初回の上映時も見逃し、いつか観ようと思っても配信には入らず、ミニシアターのリバイバル上映で観た。
ジョニデは昔からカッコよかったんだ。ディカプリオは子役(ギリギリ)の頃から演技が超絶に上手だったんだと確認。
最後のオチはどうかと思うが、北海道に住む自分としては「北の国から」を思い浮かべた。
ディカプリオのデビューが「タイタニック」と思い込んでいた自分を恥ずる。
閉塞感
初見。
ディカプリオってやっぱりちゃんと芝居できる人なのね、ジョニデって普通にも出来るんじゃん、ジュリエット・ルイス可愛い。
あまりにもな閉塞感に息が詰まるし、ラストが救いとも思えない。トランプ政権にも繋がるようなレッドネックの生活はこんなものかと思った…
心があったまります
とてもいい映画だった。
古い映画のリバイバル上映。なんとデカプリオとジョニーデップの共演。障害のある弟、過食症の母の世話をしながら暮らしている青年、ギルバート。彼の家族への愛はとても大きかった。望みを聞かれても、家族のことばかり。
そんな彼にラストで母親がかける言葉に涙が止まらなかった。
最後は彼も一歩踏み出す。もちろん大切な弟も連れて。
彼らの幸せを思ってまた涙が出た。
あなたの望みは?
ジョニー・デップもディカプリオも若かりし、30数年ちかく前の映画。随所に、チクリチクリと胸を刺してくる。まずは、ディカプリオの演技の凄みに喝采。そしてジョニー・デップの苦悩する青年ギルバートにエール。「家に縛られた長男」って設定、日本映画でもよくある感じ、と思いながら観てた。そしてもし日本で作ったらどんな作りになるのだろうと想像しながら。決定的に違うのは、日本の場合だと陰湿なんだよな。それに対しアメリカの持つ解放感は国民性もあるだろうし、広々とした風景もあるだろう。だから、あの旅立ちのラストにできるのだと思う。日本だと、逃げた、捨てたととらえかねない。そういう想像は無意味かもしれないが。
トレーラーで毎年やってくる人たち、先日観た「ノマド」を思い出した。こちらは、遊んで暮らしている裕福な層の人たちのようだが。
人にはそれぞれ持って生まれた天分てものがある。その天分に委ねて一生を送るもよし。一歩前に進んで、新たな人生を自分で切り開くのもよし。いま、そんなポジティブな気分でいる。
清涼感あふれる素敵な作品
父親を亡くし、5人家族の生活をひとりで支える苦労人の主人公を若きジョニー・デップが好演。
それにもましてハンディを持つ弟役を演じきっているのが、まだ10代のディカプリオ。
ディカプリオは王子様的な役のイメージしか当方には無かったので最初は彼だと気付かず、演技の幅の広さに驚きました。
作品は重いテーマであるにも関わらず、終始明るく時にコミカルに物語は進んで行きます。
当方は前半は背景を掴むのに時間がかかりましたが、後半は涙なしでは見れない場面も。
トレーラーハウスから突如妖精のように現れる少女が兄弟たちにとって救世主のように素敵で、映画を見終わったあとはなんとも言えない安堵感に包まれました。
不朽の名作とはまさにこれ
たとえ弟に知的障害があろうとも…
たとえ母が突然鯨になろうとも…
ひたすら家族で寄り添いながら、泣いて喚いて走って叫んで…何とか支え合ってる
一見地味で不自由な暮らしにも見えるけれど、ある意味現在の人々に圧倒的に足りてないものを持ててるようにも見えて…
ギルバートの心は愛に飢えてなくて真っ直ぐで純朴で美しい
最低限の物さえ周りにあれば、あとは友達と家族とたまにキスできるガールフレンドさえいれば充分幸せだと思える暮らし
重圧ではなくジワジワと感じられる圧倒的に説得力のある温かな物語を見せてもらえたような不思議な感覚でこの映画を見終えました
ごめんなさい
表現が難しいですがとにかく大感動しました
ディカプリオやジョニーデップらの自然体の演技、ベッキー役の女優さんの癒しボイスや可愛らしさ…
すべてが美しく映り、出てくるセリフも印象的でした
母がアーニーを迎えに行くと立った時は鳥肌が立ち、ベッキーがギルバートに望みを聞いたときに「良い人間になりたい」と言ったとき…
自然と涙が溢れ笑みがこぼれ、その場にいれば彼の頬にキスしたこと間違いなしです
ディカプリオの演技必見
12ヶ月連続名作上映プロジェクト第一弾として映画館で鑑賞。名作と言われているにも関わらず今まで観たことがないと思っていたが、恐らくずーっとずーっと前に観ていたのか、何となく覚えているシーンがチラホラ。
ディカプリオは、こんな若い頃(撮影当時19歳だとか)から演技力抜群でさすがとしか言えない。オスカー助演男優賞ノミネートも納得。
昔夫を亡くしてから一切外に出なくなった太り果てた母。でもそうなったのは母親自身のせいではないし、母親自身も辛いのだと言うことを子供達はわかっている。心に葛藤を抱えながら、時には我慢できなくなることもあるが、家族のことを一番に考えているギルバートは、すごく心の優しい人。そのギルバート役のジョニーデップもよかった。ホロリと涙する作品。また数年後に観たくなりそう。
一度見て忘れられない
ディカプリオとディップ共演作品。ホント何気なく家族と見た作品で、思いっきり感動。
特にディカプリオの演技は素晴らしく、言うまでもなく、自分の中のトップ10の作品。
ずっと家族の犠牲になって来た、ギルバート役のジョニーディップの演技が涙誘う。
良い作品に出会えた奇跡。
長髪と短髪
長髪のギルバートと、短髪のベッキー。外見や服装、住まいや家族構成、考え方も対象的な主人公のふたり。
そんなふたりが夕日を眺めたり、寝転んだりしている光景がただただ美しい。
田舎の寂れた町で、多くの呪縛のなかで生活をおくるギルバートにとって、ベッキーは初めて自分の意志で選んだ存在なのだろう。
母の尊厳を守るために家を燃やすことで、自らの尊厳を取り戻していく兄弟姉妹。そこには、きっと先に家を出た兄がえられないものが確かにあるのだろう。
他にも町を出ていく人妻や、大型商業施設から出てきたギルバートを見つけた個人商店の主人など、象徴的で印象的なシーンが多くあったが、やはり一番の見所は大スターたちのみずみずしい演技と美しい表情だと思う。
ジョニーデップの顔を初めて認識した。好感度の高い路線は嫌だったのだ...
ジョニーデップの顔を初めて認識した。好感度の高い路線は嫌だったのだろうか。現在と随分イメージが違う。デカプリオの演技が凄くて演技派認識した。レインマンのダスティンホフマンに匹敵する好演だった。
テキサスが舞台ということだが、かなり小さな田舎町のようだし当時の娯楽などあまり無かっただろうし、若者なら閉塞感に耐え難いことだろう。
同じ田舎を描くにしてもヤスミンの映画のマレーシア風景はどうか?人々の暮らしの印象はまるで違う。自然の豊かさの違いだろうか。コミュニティの人口密度だろうか。
家族愛と旅立ちを描いた名作
若かりし頃のジョニーデップとまだ幼さの残るディカプリオ、今じゃトップスターの競演作。
姉、妹、知的障害の弟を持ち、面倒を見るギルバートは優しい青年。父親は17年前に自ら命を断ち、そのショックから母親は過食症となり家に引きこもり、実質きょうだい3人が家族を養っている。
ある日トレーラーで旅をしている美しいベッキーが街にやってきて、しばらく留まることに。
ギルバートはベッキーとの邂逅によって、自身の人生を見つめ直し切り開いていく。
ギルバートとアーニーの兄弟愛、親子愛、家族愛、恋愛、友情…
時代を超えても受け継がれていく普遍的テーマで優しく包み込んでくれる。
余韻に浸れるのは、エンドロールの音楽の効果も大きい。
それにしてもディカプリオの見事な演技力、きらりと光る存在感は鳥肌もの。
愛する家、束縛する家。そこから飛び出しても「家」はあなたのこと悪く言わないよ!
有名な映画を私はあまりにも見ていません。今回の企画ありがとうございます!
とってもよかったです。アメリカは田舎、広くて狭い、みんな互いに知ってる。一方で、自然、移動、どこかに行ける夢がある。今日はたまたまジョニデの素の映画を見た後だったので今日はジョニデ・デー!眼や頬でわかった気になったが、暗い車の中でやっと彼だとわかった程わからなかった。ディカプリオは可愛くて芸達者。見るたんびに思う、演技がうまい天才なんだな、ディカプリオ。ママの再生が子どもたちの出発に繋がった。
ジョニデとディカプリオが出る、だけが予備知識でした。そして映画館で見ることができて幸せ💕
ほのぼの
心温まる素朴な映画って感じで懐かしい。90年代。
刺激と不幸に慣れた私たち。
寂れゆく街でも新しいハンバーガー店ができて少し希望を感じられたころ。どこかに行けるかもしれないと思えたころ。
お母さんが都合の良い展開になるけれど、まだみんな若いしこれからなんとでもなる。世話をしているうちに45歳、みたいな方が今ならリアル。
男兄弟と姉妹が断絶しているようで気になった。お姉さんや思春期の妹にも優しくしてあげて。
保険屋のお父さんがかわいそうだった。父の不在。
ディカプリオは達者でジョニーデップはこの後いろいろ大変ね、、という目でみてしまう。
ベッキーがはつらつとしていていいけど、むしろ祖母が気になった。60過ぎて孫とトレーラ暮らしってすごい。車も直せるし。
ギルバートは純朴すぎて都会で詐欺とかに合わないといいけど…。ギルバートグレイプってフルネームがタイトルだったんだ。
ギルバートグレイプはいまどうしてるんだろう?良い暮らしを掴めたのかな?それとも都会が合わず、どこかの田舎でトランプ支持してたりするんだろうか。
ジョニーデップも当時はまさかこんな泥沼裁判想像もしてなかっただろうな。
思い返せば豪華キャスト、天才たちの饗宴
レオナルドディカプリオの俳優としての才能をこれでもかと堪能できる。若き日のジョニーデップも悩み多き青年を好演している。普通の青年を演じているという点でもジョニーデップのこの演技は貴重だ。ジュリエットルイスもとても魅惑的な女の子として登場する。美しい二大俳優の饗宴はずっと心に刻まれている。
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