ギルバート・グレイプのレビュー・感想・評価
全133件中、61~80件目を表示
少年レオ様が可愛かった!
レオ様の知的障害者さんの演技がとても上手かったです。流石レオ様と思いました。そして、レオ様がとても可愛いかったです。もう一度観たいな!
少し希望の持てるラストが好き
ジョニーデップとレオナルドディカプリオが贅沢にも共演している作品。
デップ演じるギルバートは巨躯の母親と知的障害のある弟アーニー(デカプリオ)を抱え、小さな町の小さなお店で働きながら暮らしている。どこかのご婦人と愛人関係にあったりするが、何も楽しいことのない生活。その息苦しさに心が詰まる。それがあるきっかけで、最後に少しだけ希望が開ける。このラストが私は好きです。演技面ではデカプリオは素晴らしかったと思います。
もはや古典
もはや古典。
この一本が何十年も撮れぬ。
ジョニデ、地味で損な役だが数多の白塗り演り過ぎより断然イイ、そして以来30年不作。
絵に描いたような閉塞感を正面からブチ破るでもない落としどころの絶妙。
レオ、驚愕の名演、これ演れたら何でも演れる。
何度でも泣く。
ディカプリオの演技に…
若き日のジョニーデップとレオナルドディカプリオが共演しています。
ジョニーデップ演じるギルバート
ディカプリオ演じるアーニー
ギルバートは知的障害者を持つ弟アーニーの面倒をみながら狭い町で暮らしておりその葛藤をえがいている。とにかくディカプリオの演技が本当に素晴らしいと思える作品になっている
ディカプリオの演技だけでも星5
知的障害の弟アーニーと
夫の自殺以来家から出ない過食で巨体の母の世話に日々追われるギルバート
現代と違って預け先もなく始終目が離せないアーニー
と今で言うなら毒親にもなりうる、自分はソファーから動かないのに全ての世話を子供にまかせる母親
2人を心から愛して面倒をみるギルバート
だがふらりと現れたトレーラーで旅するベッキーとの交流の中で、家族の世話に縛られた自分の毎日に疑問をもち爆発してしまう。
家族の幸せしか考えてこなかったギルバートが
自分の人生や幸せについて考えだし
愛しているからこそ離すことのできない足枷にきづく
母が死んでその遺体と共に
父が自殺した場所でもある古い家を焼くことで
恍惚とした表情のギルバートが印象的。
愛してるアーニーと共に
ベッキーの車に乗り込み町から出て行くシーンは
希望に溢れていてみんなの笑顔が眩しい。
10代のディカプリオの演技力に脱帽だし
とにかくこんなに魅力的に知的障害者を演じたことに
感動すら覚える。
細かく細かく
髭がないジョニデ。
ロングヘアーが美しいジョニデ。
犯人探しや復讐ものなどとは違い、ストーリーに指標がない。たんたんと彼らの日々が映し出される。その生活感とジョニデを見られるという点をモチベに見ていた。でも段々と映画の主旨が見えはじめる。家族に捧げる彼の人生がある女性と出逢い、母が死に一転する。そのプロセスには本編でサラッと出される布石を後に回収する楽しさ、上手さと出演者たちの演技、シングルマザーや障害を持つ子供との触れ合いや恋が妙に涙腺を刺激する。最後はとても感動、というか心が温かくなる。
すごくいい映画だった。
どこまでも、どこへでもゆけギルバート
はあ、最高だったなあ。
まず、やっぱりディカプリオの演技力をまざまざと見せつけられました。あっぱれとしか言いようがない。あの若さであれだけの観察力ってすごい。顔だけじゃないんだなってことを初めて知りました。(失礼)笑い方から声がたまに裏声になっちゃう感じまですごくリアルだった。彼に支えられた映画だなあ。こういう演技をする人って思い出すのはショーン・ペンとかだよね。
そして、ジュリエットルイス。今の彼女を思うと、こんな役似合わないわい、とおもったけど、もう最後らへんはなんだか神々しかったよ、あのド田舎で、あの存在。この世のものではないね。
あのゆるくて穏やかだけど、いつまでも続いていく絶望って感覚を麻痺させるし、先が全く見えない(ある意味では見えている)んだよなあ。そんな役柄に影のあるジョニーデップがぴったりなんですわ…。もうどうしていいかわからん状態だったギルバートを最後ああいう形で救ってくれて本当によかった。
人生どこへでも行けるっていう証明のために映画ってのはあるんだよなあ。偉大だなあ。
しがらみとまどろみの複雑な感情
少し見方を変えれば、
いくらでも自分に当てはまる状況を、鮮やかに描いている。
憐憫の情を拭いされず、
先の見えない不透明な毎日をやり過ごしていく。
家族の絆が切ない束縛となる。。。
現代の映画にはなかなか見当たらない、
「答えを鑑賞者に委ねる」ような、
一概には言えないほど考え深い作品だった。
自由になった葡萄の実
家庭内でしか育たない深い愛情もあるけれど、個人の人生を考えた時、「家族だから」という理由は時に重荷になってしまう。
自分で建てた家の地下室で突然首を吊って死んだ父。そのショックから、町で一番の美人だったという母は過食で肥満となり、家の中でもほとんど動かない。兄は家を出てしまい、次男のGilbertは知的障害を持つ弟Arnieの世話を焼きながら、食料品店で働いている。長くは生きられないと言われていたArnieの18才の誕生日前後のGrape家が描かれています。
彼らが住む寂れた町Endoraにも、大手スーパーやハンバーガーチェーン店といった新しい店舗がオープンし、少しずつ変化が出てきます。
Gilbertは、家族をよく知る店長に遠慮して、これまで通り古い商店で働いていますが、友人のTuckerは、純粋に惹かれてBurger Barnへ転職し、Mrs. Carverもモラハラ気味?の夫の死を機に転居します。新しいことに挑戦するのか、それとも古いものにしがみついて変化を拒むのか、という対比が分かりやすいです。
Gilbertは周りの顔色を見て生きているいわゆる「自分のない人」。大黒柱の役割を担わされ、高い所が大好きないたずらっ子の弟に振り回され、配達先の人妻にも誘惑されるがまま。本心は一体何を望んでいるのか彼自身も分からず、周囲から与えられた役目を果たそうという他人への責任感だけで動いています。発する言葉に”have/got to” の多いこと。父も兄もきっと家族に尽くすだけの人生に疲れて消えて行ったのだろうと推測できます。そしてまたGilbertの本音も、陰では母親を「ビーチに打ち上げられた鯨」と呼び、一人ではお風呂にも入れない弟を「時々(生きて)いなければ良いと思う」という所に表れています。
夫の死を乗り越えられない母親は、良くも悪くも家族をまとめる重石か足枷のようでしたが、母親自身が精神的にあの家に縛り付けられていました。
子供達の巣立ちを阻む家を燃やしたことで、晴れて自由になった訳ですが、母親の尊厳を最期に守ろうと思えたことがとても大きいのだと思います。鯨のようだと軽蔑したまま離別するのと、愛を持って見送るのとでは、その後の人生で故郷を振り返る時に随分違うでしょう。
Gilbertが自分の心の声に耳を傾け、母親と和解することこそが願いだと気付き、その機会を与えてくれたのは、キャンピングカーで自由に暮らし、刻々と姿を変える大空が大好きなBecky。
彼女との出会いが、
“We are not going anywhere.” を
“We can go anywhere if we want.”に変えてくれました。それは決して嫌々留まるのでも、どこかよそへ逃げるのでもなく、夢を持って新天地を目指せるという希望になりました。
母親の巨体が好奇の目に晒されるシーンがありますが、ドアや玄関を壊さないと家の外に出られない人もいるくらいですから、何とか歩けるだけマシですし、アメリカではそう珍しくないサイズだと思うのですが…。かつての美人が夫の自殺で劣化、お騒がせな三男は知的障害、などという要素が、狭いコミュニティでは余計に関心を高めるのでしょうか。
字幕では父親が17年前に死んだと訳されていますが、そうすると15才のEllenだけ父親が別人となってしまいますし、可愛かった頃の母親の姿をGilbertがはっきり覚えているというのも矛盾してしまいます。Beckyとの会話で、父親の死亡以来母親の過食と引きこもりが始まったと告白しており、母親が7年間外出していないということは、自殺も7年前です。17年前というのは、母親が家計を支えなければならない何かが起きたということでしょう。
当たり前ですがとにかくみんな若い!!
Johnny Deppは美しいし、DiCaprioはまだまだあどけない少年。John C. Reillyだけ意外と変わっていない?(^^)
Mary Steenburgenは高橋 惠子さんに見えました…。
登場人物は皆人生における困難にもがいていて、真の悪人は出て来ません。
自分探しをしている若者はもちろん、周りの期待に応えようとするあまり自分を見失ったり、変化を恐れたりする大人にもお勧めの作品だと思いました。
“It's what you do that really matters.”
ジョニデとディカプリオのフレッシュさ
レオ様の初来日は本作のプロモだそうです。何と言ってもジョニデとディカプリオのフレッシュさが見所です。先ずディカプリオが知的障害を持つ少年アニーを、実に自然に演じていて驚かされます。こんな家庭環境だったら誰でも逃げ出したくなると思いますが、ジョニデ演じるギルバートが優しい兄で、一家の全てを支えていて本当に素晴らしい。一方両親がね...身勝手過ぎて💢。ラストの開放感は切なくとも安堵しました😌。
【ラッセ・ハルストレム監督のキャスティングの慧眼に平伏した作品。】
- 若き日のジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが、兄弟を演じる姿が素晴らしい。-
・今作が上映された頃から現在までトップクラスの位置を保っている俳優さんは一握りであろう。
・当時、二人の(特に知的障害を持つ役を演じたレオナルド・ディカプリオ)の俳優の資質を見出し、キャスティングした監督とスタッフの慧眼には驚く。
・当然、作品としての完成度は揺るぎないものである。
<ラッセ・ハルストレム監督らしい、優しい視点で、家族愛を描いた傑作である。>
<2018年1月29日 午前十時の映画祭にて鑑賞>
ホントにホントに「号泣」しました…
①パーソナルな事なので余り言いたくないが、当時の自分の境遇がギルバートによく似ていたので、映画の主人公に自分を重ね合わせて泣いた映画は恐らく人生でこれが初めて。家族(特に弟)から逃げようと一時考えて殆ど行動に移したギルバートの心情が正に当時の自分の気持ちと重なってジョニー・デップのファンだと思われる沢山の女子に囲まれた中で一人「号泣」しておりました。②
もてあましそうな家族…
的障害の18歳を演じるディカプリオと
そのお兄ちゃんギルバートがジョニー・ディップ
この若かりし頃の二人のリアルな演技がすごい!
本当に実力のある二人なんだな、とあらためて知らしめられた
夢を見ることすら許されず、家族の為にその人生を捧げる主人公。演じる...
夢を見ることすら許されず、家族の為にその人生を捧げる主人公。演じるJ・デップが素晴らしい。そしてこの映画のもう一人の主演、知的障害を演じるディカプリオの見事なこと。その他、どこかで見たような面々も若く生き生きした演技を見せる。
長く続く閉塞感からのラストもとても良かった。いろんなことで悩んでる若者に見てほしい、明るさが売りではない一風変わった青春映画。素敵な作品です。
デカプリオの演技に驚愕
とにかく、デカプリオのイメージが変わった。ここまで演技派だとは思わなかった。
日常から抜け出せないグレイプの遣る瀬無い感じがよく出ている。それだけに最後のシーンは大きな一歩をようやく踏み出した清々しさを感じる。
印象に残る作品。
物足りないかな…
ジョニーデップ、ディカプリオどちらもファンではない私が観ると、内容的にもちょっと退屈な映画。
母は絶賛してましたけど ww
スローなヒューマン映画好きな方には合ってるかも。
ディカプリオの演技が神って事だけはよく分かった。
何でもないシーンに涙する
アーニーの元気で無邪気な振る舞いに深刻な顔をしたりと何気ない場面に涙する。
人前に出たがらない母親がアーニーを取り戻す為に警察署に乗り込んで行く親としての強さ。
何かは犠牲にしている筈のギルバートの普通にただ普通に生活しているだけの虚しさも感じてしまう彼の人生にでも家族を守る為に弟のアーニーを。
ラストはハッピーに幕を閉じるが希望はあるのかギルバートのこの先の人生は明るく導かれるのか。
久々に鑑賞したがディカプリオの素晴らしい演技に脱帽するし感情を抑えた普通の青年を演じたJ・デップの巧さが余計にディカプリオを際立たせている。
感動を過剰に演出せずに至って普通に過ごし生活する家族を優しく描き何気ない場面に感動させられ観終わった後には癒しが。
全133件中、61~80件目を表示