劇場公開日 2024年6月28日

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「日本人なら花火の意味を知るべき」長岡大花火 打ち上げ、開始でございます yurilynさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本人なら花火の意味を知るべき

2024年7月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

花火のエンタメだけを期待して観る映画では無いです。
たしかに、ドキュメンタリー番組として観るには良いですが、スクリーンで観るには少し無理がある感じもします。
ただ、長岡花火を実際に観た時は度肝を抜かれて、感動を再び!と期待して劇場にいきました。
前半のドキュメンタリーは編集も良くなくて、少し辛かった部分はありましたが、改めて復興の花火?という部分がより理解できて、本番までの花火師さんや、会場準備等のプロセスなど、見えない部分にクローズアップして、特に「白菊」に関しては目頭が熱くなりました。

「白菊」花火師の嘉瀬誠次さんが手がけ、90年、シベリア抑留中に亡くなった戦友の弔いのため、旧ソ連のハバロフスクで初めて打ち上げた。とのことです。それを知って観るのは見え方がまるで違ってきます。
後半の花火は画質がやや残念でしたが、さまざまなアングルで、真下から映されているものもあり、貴重なカットでした。
音の迫力もなかなかでした。打ち上げ現場での撮影なので火の粉が降っている様子も見えました。記録映画なので画質は仕方ないと思います。
花火を単純に観たい人は花火当日のライブ中継で観ると良いと思います。

yurilyn