「胸が熱くなった」長岡大花火 打ち上げ、開始でございます Yuichiroさんの映画レビュー(感想・評価)
胸が熱くなった
「花火を映画館で見て楽しいの?」と期待値低めで鑑賞。結果とても面白かったです。
新潟県長岡市の花火大会をテーマにしており、最初は花火製作のドキュメンタリー。幕末から太平洋戦争、大地震など、長岡市が経験してきた歴史的な事件の中で花火大会がどのように見守ってきたかが説明されます。特に印象的だったのは、花火職人の方が戦後のシベリア抑留を経て、世界に誇る花火を製作するようになった話や、戦争中に米軍の焼夷弾で一夜にして街が焼かれた話。
また、映画の中で紹介された小学生の戦時の演劇が感情豊かで見応えがありました。戦争を体験したことがない子供たちが、なぜこれほど感情的に演技できるのか。素晴らしい。
後半は花火大会のライブ映像で、大画面で見る花火の映像は圧巻。今までの歴史の流れもあってか、目頭が熱くなりました。長岡市の子供が、「ぜひどういう意味があって花火大会を行っているか知ってほしい」みたいなことを言われていたのが印象的でした。非常に素敵な時間を過ごすことができました。
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