「静まり返る館内」市子 光陽さんの映画レビュー(感想・評価)
静まり返る館内
失踪をきっかけに恋人が過去を辿りながら、市子の人生が少しづつ明かされゆく。
けっこう埋まっていた日比谷シャンテの館内はずっと静まり返り、観客誰もがスクリーンに引き込まれ集中している空気が伝わってきました。
波の音と、かすかな話し声だけが聴こえるだけのエンドロールもひとりとして席を立つ人はいませんでした。
杉咲花さんがもう市子でしかなく、なんか僕も市子を守ってあげたいという気持ちになりました。
杉咲花さんの演技だけでも☆5個をつけたい気持ちになりました。
自殺志願の女とストーカー北君が死ぬ事になった理由の部分で助言のおかげでめちゃくちゃ腑に落ちたのでその部分の感想を書き直しました! 想像しか出来ないけどそれ以外考えられませんね。
ここまで行き着いてる人とかほとんど居ないレベルで考察してると思います。
あー!
その線あると思いますというか多分それが正解ですね!
理由としては北君てストーカーレベルで市子が好きで市子を守れるのは自分だけだって言い切ってたのを考えてもその可能性のほうが高いと思います!つうかこの作品映像にして無い部分でここまで楽しめるのが凄いんすよ!
余韻も凄いし表面上は感動人間ドラマだけど実は連続殺人犯逃亡サスペンス(説明して無いからここが全く気づいて無い人居ますし)って何?ってなりますし見た人みんなに分かりやすく説明する気が一切無くてみんなの感想のバリエーションが多彩過ぎてめちゃくちゃ面白いです!
こちらの場内も静まりかえり、皆、見守るしかない世界にいるかんじでした。
杉咲さんの、静かに潤むなみだ、空を仰いで感情をぶつけるなみだは印象的で相対する姿に彼女の幸せな時期と辛い時期の激しい振り幅をおもいました。