「主人公の熱演には参った。」市子 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の熱演には参った。
週刊新潮の映画評価が高かったので、鑑賞してみた。高評価も納得の作品であった。あと0.3点の加点が私の正直な評価だ。
原作が戯曲で賞も取っているし、再演もされているから、良い作品だろうと推測できた。但し、私が好む作品ではない。しかし、主役の女優の熱演は認めざるを得ない。
疑問と思うのは、何故男性3人も彼女に惹かれたのだろう。美人でもないし、性格が良い訳でもない。そこがきちんと描かれていない。原作者(監督)の問題かなと思った。
時系列があちこち飛ぶので、理解しづらい。主人公失踪の元となった原因(無国籍)が、一見しただけでは良く聞き取れなかった。それに犯罪を絡ませるのは私の好みではない。無くても物語を成立させられると私は考える。安易な方法かなと感じる。それとなぜ失踪してまで生き抜こうとする理由が良く分からない。だか、いい作品だった。
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