フェラーリのレビュー・感想・評価
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彼は勝ち、負ける
「フォードvsフェラーリ」を敬愛するばかりに、レースシーンの少なさは物足りなさを感じさせる。ドラマパートにおいてもつまらないシーンが多く、ちょいちょい眠気に襲われる。しかしながら、アダム・ドライバーには魅せられ続け、好きか嫌いかで言えば中々に好きな作品。
まだまだ若いのに、ここまで威厳を出せるアダムは流石である。彼の表現力が択烈しているばかりに、脚本や演出がかなり及んでいないのが、どうしても気になってしまう。フォードvs...で製作総指揮を務めたマイケル・マンがメガホンを撮っているにも関わらず、ジェームズ・マンゴールドの実力があまりに優れていたのか、どうも二番煎じ的な映画に仕上がっている。
それでも、終盤はこれまでの弱い部分を巻き返しくるくらい興奮したし、見応えを感じた。フェラーリ社、エンツォ・フェラーリがあの短時間に詰まっている。伝記映画は、当時の時代背景、主要人物の詳細な情報を頭に入れていた方がより楽しめるし、本作だってそのような映画のひとつなんだけど、無知であったおかげであのレースはかなり衝撃的で、何も知らない状態でいくのもある種の楽しみ方だと個人的に思った。
生死の関わるレースで、勝ちのみを目指す。彼は果たして、勝ったのか。それとも、負けたのか。大スクリーンで見る価値は、大アリ。
ライバル車の色、赤ではなくて良くないですか?
フェラーリは
絶対的に赤ですが
映画の中で
敵対するマセラッティまで
赤い車にする必要あったのかなあ?
車の知識がないと
どの車が仲間なのか敵なのか
分からなくなってしまいます
一方
本作は血筋を描いた映画でもありました
私の好きな映画に
同じく血筋を描いた
ハウス・オブ・グッチ
がありますが
本作はそれほど深くはなかったかなあ…
レースシーン
人間ドラマ
どちらも私的に消化不良をおこした
そんな映画でした
幸せそうに見えない男
過去の栄光、地位、名誉、妻に愛人に、息子たち。
何もかも手に入れているようでいて、全く幸せそうに見えない男、エンツォ・フェラーリ。
ひたすら自分の信念を貫いて、車を作って走らせるのではなく、走らせるために車を作る。
共同経営者でもある妻とは簡単に別れられるはずもない。
浮気を隠し通すことも出来ず、気の強い妻には銃を向けられる。鬼嫁怖っ!
そして愛人にはすっかり呆れられている。
愛人の子供をいつまでもフェラーリと名乗らせずにグズグズしている。
私生活はほんとにダメダメな男。
客観的に見たら自分の思うように好き勝手しているのに全く幸せそうに見えない。
死んだ息子への愛は感じるがその瞳は物憂げだ。
起死回生を賭けたレースでは、え!夜に?え!雨天決行?
え!こんな人の近い街中を走るの?
と驚きの連続。
よくこんな昔の車を再現して走らせてくれたよなあ。と手に汗握るカースタントにも感心し切り。
ドライバー達は勝者と、リタイヤした者、事故死した者と、明暗が分かれる。
レース前に恋人に書いておいた手紙はその時代ならでは。
メールやLINEでは味気ないな。
手紙っていいなと思った。
それにしても悲しいお知らせだったけど…
ヘルメットとゴーグルをつけただけであの猛スピードのカーチェイスは忘れられない。
これからはフェラーリのロゴを見ても今までと見る目が変わるだろう。
エンツォ・フェラーリの愛する人と車作り
1957年。エンツォ・フェラーリは息子ディーノを前年に病気で亡くし、会社の共同経営者の妻ラウラとの関係は冷え切っていた。そんな時、エンツォは愛人リナとその息子ピエロの事を妻に知られてしまった。さらに会社は業績不振によって破産寸前に陥り、他社からの買収の危機に瀕していた。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを走破する過酷なロードレース・ミッレミリアでの勝利に挑み・・・さてどうなる、という話。
エンツォ・フェラーリと言えば、2002年に発表された同名の車の開発にほんの一部だけど関与したこともあり、親近感があった。レースをするために車を売っている、というのはフェラーリの仕事をしていた20年前頃もそう言われていて、他の自動車メーカーとは全く発想の違う対応をされ、相撲のタニマチみたいだと戸惑ったのが懐かしい。
ミッレミリアを調べてみると、第二次世界大戦後の1947年に再開されて以降、9年間で7回もフェラーリが優勝していたことを知った。エンツォは優秀なレーシングカーを作っていたのだとわかった。
1957年の事故でミッレミリアが中止となったのは残念だけど、F1への情熱を注いだエンツォはやはり偉大な功績を残したと思う。
エンツォを演じたアダム・ドライバーは長身で本人の雰囲気有ったし、妻ラウラ役のペネロペ・クルスはなかなか強いイタリア女性、という感じで好演だった。
愛人リナ役のシャイリーン・ウッドリーは綺麗だった。
耐えれます。
自宅のソファーで大画面のテレビで鑑賞することが多く映画館には年間一回行くか行かないレベルです。それでも途中で飽きて最後まで観ない映画が多いですね。今回は車やFerrariが特に好きなわけでもないのに日経新聞の紹介記事に惹かれてYouTubeの予告編を観て急に予定をキャンセルして家内を誘い2人で最後の上映時間、終わりが23時15分の回を観に行きました。観客は我々以外はお一人で合計三人。2時間途中集中力が途切れることなく最後までじっくりと引き込まれました。非常に面白かった。つまらないと寝てしまう家内も同じ反応。映像の美しさ、迫力のサウンド、衝撃的なシーンの数々。何年振りでしょうかね。満足して帰りのタクシーで映画の感想を語り合ったのは。
客層は面倒そうなオッサンばっかり!
映画好きというより、マクドナルドの持ち込みのオッサンだらけだった。フェラーリがそんなにすごいとも思わない自分からは微妙でした。運転シーンも迫力あるものとは程遠い。恵比寿とかこだわり単館ならもっと客層良かったんだろうなー。全国だとフェラーリ憧れおじさんだらけで雰囲気も異様でした。これなら、ネトフリに入るの待っていれば良かったー
「爽快感あり」
今年146本目。
フェラーリの創業者のお話し。
昔の車のエンジン音好き。
走るシーン多くて爽快感あり。
男女の恋愛を軸にフェラーリの成長の過程を描いた作品。
1本の映画見ると会社がこうやって変遷を経たんだと俳優の演技も見れて為になります。純粋に楽しめました。
期待ハズレ、でもレースシーンとキャスティングは素晴らしい
「エンツォ・フェラーリの人生をマイケル・マン監督が描く」、と聞いて勝手にハードルを上げすぎたんだと思います
正直、やりたい事を無理やり全部ぶっ込んだため、いろんなことが中途半端でとてもとっ散らかってしまったという印象、テーマを絞って突きつめたほうがもっと明確な世界感を出せた気がします
「フォードvsフェラーリ(2019)」の様なエネルギッシュで熱い物語を勝手に想像してましたが、迫真のレースシーンはあるものの、どちらかというとエンツォと妻のローラ、そして愛人リーナの三角関係が全編を覆い、さらにフェラーリ社の存亡やドライバー達の死など、全体的に重苦しい人間ドラマに振った印象が強く、悪くはないけど観たいものとは違う仕上がりの作品でした
とはいえ、映像は良かったです
1950年代イタリアの情景やそこに登場する名車の数々、そしてなんと言ってもクライマックスで描かれる、死の匂いがプンプンする公道レース「ミッレミリア」の手に汗握るレースシーンは圧巻、美しい大自然や市街地の石畳、そして牧歌的な田舎道をバックにフェラーリやマセラティはじめ名車・旧車達が疾走し抜きつ抜かれつの大迫力レースシーンが繰り広げられ、その再現度は素晴らしかったです
最後にキャスティング
印象的だったのはエンツォの妻ローラを演じたペネロペ・クルスさん、死んだような目つきで周囲に罵声を浴びせ感情を爆発させる怪演が見事でした、そしてもう1人印象的だったのは愛人リーナを演じたシェイリーン・ウッドリーさん、久しぶりに観ましたがやっぱり綺麗な人ですね、彼女の毅然とした演技も素晴らしかったです
総じて、とても惜しい!という印象の作品でした
走る為に売る
予告の巻き舌フェラ〜リがお気に入りでとても愉しみにしていました しかし主演アダム・ドライバー、アルマーニの似合いそうなオッサン(注:当方勝手な想像です)じゃなくて良かったのか?と思ったけど意外にハマっていた
フォード対フェラーリ見たのにすっかり内容忘れてるよ、今回は絶対王者フェラーリ側から エンツォさん色々なメーカ渡り歩いているようですが、あの絶対王者フェラーリに経営、私生活と危機が襲っていたとは想像も出来ませんでした 走りに関して実に厳しい、冷酷さも感じた デザインにも独自の美学があるようでなんか🇮🇹らしいなと思ったよ
レースの走りが見ている方も実際車に乗っているようで迫力、怖かった ミッレミリアのコースは狭い道路、石畳、田舎道ありで本当に危なっかしい
レースに特化で細い疑問は解消されずだったような気もするけどとても興味深いお話でした 今度はまた誰か他のメーカ制作してくれるかな
会社の車はアルファロメオ!?
フェラーリ設立から10年の1957年、走る為に車を売るフェラーリが経営難に陥る中、ミッレミリアに挑む話。
車やレースにそれほど詳しくはないけれど、1957年といえばミッレミリア最後の年ですね。
そしてエンツォの息子ディーノが亡くなった翌年なんですね。
ということで、ミッレミリアに向かって邁進していくチームフェラーリかと思ったら、なんと半分以上は嫁や愛人とのゴタゴタですか。
エンツォってこんな人だったんですねと意外ではあったけれど、何をみせたいのか…。
それに、なぜだか全編英語劇だし。
レースはやっぱり面白かったし、ドライバーに対する冷徹さと関係者への手厚さのギャップとかは良かったけれど、軸がそこじゃない感じで勿体なかった。
車と私生活が
車と私生活が並行して描かれて特に交錯することもなく終わる。脚本が弱すぎる。
あるシーンのインパクトがありすぎるだけに、そんな終わり方でいいの?という納得いかなさだけが残る物語。
役者の力で持って行ってるだけ。
24-065
フェラーリ創業者の物語。
イタリア男らしく、こちらの女もあちらの女も本気で愛している❤️
本妻の息子をなくしても、妾の息子。
祖母が望むのは後継ぎ。
愛憎入り混じるファミリードラマかと思いきや、後半は息を呑むレースシーン。
見所はあったけれど、
期待ほどではなかった😅
車好きじゃないから仕方ない🙁
マンとベイ
二年前「アンビュランス」というジェイク・ギレンホール主演の映画が公開
久しぶりのマイケル・マン映画と意気込み、サブスクで「HEAT」を見返し準備万端
鑑賞前日にマイケル・ベイ映画だと気付き、己の勘違いに愕然
映画自体はベイ節全開のバカっぷりで楽しんだ記憶が
マイケル・マン映画、久しぶりだったが、やはりマイケル・ベイ映画とは対極の作風で(そりゃそーだ)渋かったですね~
アダム・ドライバーの妻役のペネロペ・クルス、不機嫌な真木よう子みたいで新境地でしたよ
最後の凄惨なシーン、マイケル・マンでしたね~ オワリ!
俺的にフツーの作品。ただ フェラーリ購入できる層は違うかも 車と運転手がごちゃごちゃ【映画館の器は@300人超えの規模】
俺の世代は
深夜 と言えば 不毛のテレビ📺F1レース中継で こういうのは 誘眠😪作用あるみたい
それ以上に フェラーリ購入できない 俺 僻みで 感想も歪むがな❗️
良い点
①アダム・ドライバーは グッチの映画 といい オシャレが良く似合う
②走行シーンより 大自然との対比 冒頭の過去の映像が素晴らしい
③後半の事故シーンは遠慮が無くて良い 最近は リアルは全部 モザイクだから
④イタリアの古い建物は良い
イマイチに感じた点
① フェラーリだかマセラティだか知らないが、車が ・・の一つ覚えで 全部赤色🟥区別つかねーし個人的にイラ💢ついた
②マラソンでさえ 宗兄弟🆚瀬古 瀬古🆚イカンガー みたいな 最後にトラックで は稀なのに車の長距離レースで接戦は事実かもしれんがシラける それに バナナ🍌じゃ無くて オシッコと水分補給はどうなってるか❓
③運転手が誰が誰だか不明 誰が勝つの❓
やっぱりアダム・ドライバーは良い❗️ ペネロペさんは普通。
1957 俺が少し寝たのが😪悪いのだが 起承転結 イマイチとっ散らかってた気がする
レースシーンは 本当に好みの問題
目を見開いて👀観て きっと俺以上の高評価🌟なはず
フェラーリさんの 家族🧑🧑🧒➕レースへの情熱だろ
結論 若者のクルマ離れ 映画離れが深刻
駅から遠く 車に便利なシネコン 最初観客 俺一人 公開2日目夕方 土曜だよ❗️
最終的に 6人 あんまり観客少なくて なんか責任感じた 寝た😪けどね。
なお 当レビューは フェラーリに手が届かない 貧乏人の僻みが 勿論 入ってます いゃあBMWと桁が違うからね
やっぱり 赤ばかりの車 🚗 と ドライバーたちが混同 主人公も『ドライバー』さんが演じる
車🚗高級スポーツカー好きの人是非 俺にはフェラーリ高級すぎたみたい。
有料パンフ🈶は フェラーリ家の事情と背景とか色々あります。ただコラムが多い気がする。
公道でレースはやめようね❗️
ほぼ原作通りだが、少し手加減?
原作のブロック・イェイツ著の伝記本は、フェラーリ関連書籍にありがちなヨイショ本ではなく、エンツォ・フェラーリを表裏のある気難しい冷徹なレース狂としてその一生を描いた名著である。
今作は、その長い原作の内から、1957年の公道レースであるミッレ・ミリア参戦に焦点を絞って描いたとのことだったので、そのレース場面が多いのかなと思っていたのだが、実際は夫婦関係が冷めきった妻ラウラと妾リナとの三角関係などの私生活や苦しい会社経営で苦悩するエンツォを描いておりエンタメ色は薄い。
当時の雰囲気をよく再現しただろう映像は美しく、またエンジンの咆哮もいい音なので、ぜひ劇場で鑑賞して欲しいが、フェラーリマニアらしいマイケル・マン監督としては、エンツォが市販車を買う客を馬鹿にしていたことなどに触れなかったのは、少し手加減したのかなという気がした。
「グッチ」の映画好きなら是非。レースシーンは少な目。
今年244本目(合計1,336本目/今月(2024年7月度)7本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「先生の白い嘘」→この作品「フェラーリ」→次の作品「」)
冒頭タイトルにも書いたのですが、2023年だったかの「グッチ」を扱った、タイトルも「グッチ」であった映画に近いテイストです(イタリア語が少し出る点なども)。「グッチ」は展開上、いきなり商法会社法の話をしたりマニアックかなぁという印象はありましたが、こちらはほとんどなく、むしろ物理(工学?)の話を若干する程度なので安心です。
展開的にこういった「会社の成り立ちや個人間の交流・確執」に多くの焦点があり(登場人物が結構多いので注意。一度見ただけだと登場人物の整理がつかないかも)、いわゆる「レースシーン」は映画内では時々、映画もクライマックスという部分で流れますが、いわゆる「カーレース映画」ではないので(まぁ、そう解釈する向きもあると思いますが)注意といったところです(そういった映画が見たい方は、VODですが、アライブフーンなどを選択しましょう)。
典型的にパンフレット等があると有利かなといったところですが、最終上映がはじまると売店がしまっていたので無理でした。ただ、映画作品そのものは、上記に書いたように登場人物がやや多めかつ、レースシーン少な目という点において好き嫌いあるかなといったところですが、冒頭に述べたように「グッチ」(映画)が良かったなという方にはおすすめの映画で、そこに尽きるような気がします。
採点上特に気になった点はないので(突然、エンジン工学の話などをするシーンはやや厳しいものの、原理から易しく説明しているので文系の方にもある程度推測がききそう)フルスコアにしています。
エンツォ・フェラーリ‼️
フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリの伝記映画‼️破産寸前に陥った会社を立て直すため、過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑む主人公と、共同経営者である妻ラウラとの愛憎が描かれてます‼️この夫婦を演じるアダム・ドライバーとペネロペ・クルスの演技が素晴らしいですね‼️ただアダム・ドライバーはビジュアル的にはエンツォ・フェラーリにはまったく似てないです‼️そしてレースシーンの迫力‼️特に事故のシーンはCGが粗いんですけど、マイケル・マン監督にしてはなかなか残酷な描写でビックリしました‼️事故の責任追及されるフェラーリを描く終盤からエンドクレジットまで、終わりを急いでる印象があって、マイケル・マン監督にしては今作は演出のキレが悪いと感じさせられました‼️そしてやはり私は今作のような伝記映画には頭をひねってしまいます‼️エンツォ・フェラーリはイタリア人で、周りのキャラもイタリア人‼️それをアメリカやイギリス、スペインの俳優がイタリア語ではなく英語で芝居をされても、いまいちリアリティがないと思います‼️
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