「イタリアのクルマ愛に近づける映画」フェラーリ Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
イタリアのクルマ愛に近づける映画
色々な場面でイタリア人のクルマ愛を感じてきたが、イタ車は買えないので、この分野は疎かったが、少し近づけた気がする。イタリア企業にありがちなファミリービジネスゆえのいざこざ、スノッブなブルジョワ生活、新聞メディアやライバル企業との関係など色々見せてくれる。やがて全てのブランドを傘下に収めることになるフィアットのアニェッリも登場と、ちょっとした経済史にも触れられる。狂気じみたカリスマの業も感じられるヒューマンストーリーと、レース場面の迫力で最高の娯楽作品になっている。それにしても昔は無茶なレースをしていたものだと少し呆れるが、それだけに今より面白かったかもしれないと思う。
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