「エンツォ・フェラーリという人の人生の映画」フェラーリ 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
エンツォ・フェラーリという人の人生の映画
「フォードVSフェラーリ」とか「RUSHプライドと友情」みたいに迫力あるレースシーンがメインかと思っていたら後半だけで、ほとんどがエンツォ・フェラーリの人生の内容でした
それはそれで面白く観れたけど、私にはこのエンツォ・フェラーリの人間性を受け入れるのはちょっと難しかったです
会社倒産の危機を脱するためにレースで優勝しないといけないのは理解できるけど、ドライバーにブレーキを踏むなという指示とかどうなん…そんな社長のためにレースに命懸けたくないよねとか思ってしまいました
私生活でも浮気して子供までって
いやもうそれはだめでしょ
夫には浮気され、一人息子もなくして、姑は意地悪だし、奥さんのラウラが可哀想でした
それでもあの小切手の使い方は潔くカッコ良かっです
浮気相手の子供への対処は子供が可哀想ではあるけど、そこは彼女のプライドなのか批判する気にはなれませんでした
そのラウラ演じるペネロペ・クルスがほとんどノーメイクぽく、いつもの美しさ封印で好演されてたと思います
そして後半街中や田舎の道路でのレースシーン、きれいなイタリアのロケーションだと持っていたらあの事故シーン
かなり観るのが辛いシーンでした
そんなレースがあっての今のフェラーリ社
真っ赤なフェラーリをこの作品を観る前みたいにカッコ良く思えなくなったような気がします
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