「救いもある」人間の境界 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
救いもある
「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」。シリア人一家とアフガニスタンの女性が、空路ベラルーシに到着し、何とかポーランドへの国境を越える。しかし国境警備隊により、ベラルーシへ戻される。ベラルーシ軍もまた、難民を追い出す、が繰り返されてしまう。
ベラルーシはテロリストを送り込んでくる、というポーランド。厄介払いで混乱させるためのベラルーシ。翻弄される難民。職務をこなす警備隊。できることに制限がある人権活動家。なんともやるせない気分になります。それでも最後に救いがあり震えました。エピローグには、ウクライナ難民の様子も。
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