劇場公開日 2024年4月26日

悪は存在しないのレビュー・感想・評価

全171件中、21~40件目を表示

0.5ラストがあまりにも突飛すぎて最悪

2024年7月14日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

2024年映画館鑑賞67作品目
7月14日(日)イオンシネマ新利府
6ミタ0円

監督と脚本は『寝ても覚めても』『スパイの妻 劇場版』『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介

コロナの補助金で長野の村にキャンプ場を造ろうとする畑違いの分野の東京の芸能事務所
杜撰な計画に反発する住民たち

知らない役者ばかり
主人公が明らかに棒読み
無骨さを出したかった意図があるのかもしれないがそれにしても酷い

村での芸能事務所側の説明会から面白くなってきた
その前までは退屈で眠くなりそう人も何名かいてもおかしくない
高橋と黛が再び車で村に向かいながらの会話のシーンも良かった

だがしかしラストがあまりにも杜撰
そういう展開にしたいにしても脚本的に言って丁寧さに欠ける
カネを払って映画を観ている側に思いやりがないのか
イタリア人が高く評価してもこれは絶対にダメ
好意的な解釈をするレビュアーもいるがやはり許されるものでない
低予算は言い訳にはならない
これは日本の誇りにできない
日本の恥だ
もう少し真面目にやれバカ
世界から高く評価されたからって調子にのるな
今の気分としては俺が監督を締めてやりたいくらいだよ
実際のところ締めないけど

再編集か取り直しを強く求めたい
こっちが納得する形になったら再評価しても良い
ベネチアなんかクソくらえ

配役
村の便利屋の安村巧に大美賀均
巧の娘の安村花に西川玲
グランピングの説明会に訪れる芸能事務所「プレイモード」の担当社員の高橋啓介に小坂竜士
高橋の後輩社員で元介護福祉士の黛ゆう子に渋谷采郁
東京から移住してきたうどん屋の店主の峯村佐知に菊池葉月
佐知の夫で巧の友人の峯村和夫に三浦博之
グランピング計画に反対する地元民で金髪の坂本立樹に鳥井雄人
地元民の木崎ヨシ子に山村崇子
地元の区長の駿河一平に田村泰二郎
グランピングの計画を推し進めたい芸能事務所「プレイモード」の社長の長谷川智徳に長尾卓磨
「プレイモード」にグランピングを提案する売れっ子コンサルタントの堀口明に宮田佳典

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野川新栄

4.5自然界からのGIFT

2024年7月10日
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鑑賞方法:映画館

何の知見もない輩が、胡散臭いコンサルに唆され作ろうとするグランピング施設なんか成功する訳はない。そもそも事業とは経営者の熱き思いと顧客への高い提供価値と関係する人々(ここでは住民の皆さん)の共感がシンクロすることで初めて生み出されるものである。そんなことも分からないバカ経営者は多い。
スクリーンに投影された自然が醸し出す清々しい情景や湧水の瑞々さ、共生している動物(ここでは鹿)だけをみれば、確かに「悪は存在しない」のだろう。
しかし、人間界にはいくつもの沢山の「悪が存在する」する。
謎のラストシーンで高橋に手をかけ殺した巧の行動は、自然界の化身となった巧が人間界の「悪」に対しての鉄槌だったのではないかと解釈したい。高橋そのものはどう見ても「悪人」ではないので可哀想だが、。バカ経営者の身代わりってことで、。

映画監督としてこれからも日本をリードしていく濱口竜介のこの壮大な「実験作品」は、
時を経て彼の代表作になるのかもしれない。

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アベちゃん

3.5ジェネリック豊川悦司

2024年7月9日
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鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞167本目。
きれいな汚い空が木と共に映されているオープニングがしばらく続いて眠気が出ましたがきれいな水の山の中で水を汲んでいるところでちょっと癒されて持ち直しました。その後ここで行方不明か?とかここで死体発見か?と期待を次々スルーしていき、これどこが着地点なんだと思ったら唐突な展開で急に終わってしまいました。
別の方の考察でなるほどなとは思いましたが、自分は考察しないと伝わらない映画はそもそも伝える力が欠けていると思っているので評価はこんな感じです。

後主演の方が顔がなんとなく豊川悦司に似ているのに喋り方や声がそっくりなので、今後トヨエツ使いたいけどギャラが高いし・・・という人はぜひこの主演の方を使かってはいかが。

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ガゾーサ

3.0難しい

2024年7月6日
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鑑賞方法:映画館

難しい

自然を守ることが法令遵守だけではできないとのメッセージ。会社の方針に疑問を持った2人が地元に歩み寄ろうとするが、子供の行方不明事件が起きる。一緒に探し助けようとした会社員を裸絞。考えさせる映画なので自分には謎のままでした。

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ショカタロウ

3.5説明の無い映画は嫌いじゃないが…

2024年7月6日
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鑑賞方法:映画館

や〜久々ラストにモヤモヤして劇場を出てきた(笑)
ラストに回りくどい謎解きや解説や説明する映画は嫌いだが、これはもうちょいグランピングの話も回収しろよっていいたいかな
内容や映像は全体的に作り手の観念的なところが多く、観客を意識してないのか、自己満足的なところが多く感じた
悪い映画じゃなかったけど、劇中のセリフを引用するなら自分の表現と観る人へのバランスが大事って思う

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moonsing

3.0こりゃ、わからんよ(途中は面白いが)

2024年7月3日
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鑑賞方法:映画館

濱口竜介監督ということ以外事前情報をほとんど入れずに観た本作。冒頭の薪割りや水汲みのシーンや、意外と長いワンカットを観ながら、これは失敗したかもと思ってしまった。あれだ、アートよりのやつだと。
ところが、グランピング施設建設の説明会の話が出てきたあたりから徐々に面白くなってくる。村の人達からすれば土地を汚し荒らそうとする奴ら。でも彼らにも抱えるものがあって完全なる悪人ではない。現場に行かずに村の問題を軽視したアドバイスをするコンサルは個人的に嫌いなタイプの人間だけど。
村の住民と芸能事務所の人間の絡みが進む中でどうなっていくのか気持ちが高まってきた中、最後に事件が起き不可解な結末を迎える。自分もそうだったけど、戸惑う人多いだろうな。なんとなくで推測できるような材料もないから、どういう意味なんだって考えてしまうもの。最初はアートっぽく、途中面白くなって、最後不可解。相当ハードルが高い。途中のやりとりが評価を底上げしているからなのか、個人的にはなぜだかそんなに悪い印象ではないが、手放しに絶賛なんてできない。こりゃ、わからんよ。
後で説明を読んだら少し納得。元々映画として作り始めていない。少し棒読みなセリフもそれなら受け入れられる。

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kenshuchu

3.5ザ邦画

2024年7月1日
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鑑賞方法:映画館

難しい

角川シネマ有楽町で鑑賞
ファーストデーですが空いてました

長らく都内一館でしか上映しておらず
見られなかったですが、公開規模が増えて
見られました

アカデミー賞受賞監督の新作なのに
公開数少なすぎるだろ、と思ってたのですが
見終わって納得
これはtohoシネマズではかからないだろうと

地獄のような説明会からの
高橋カワイイからのラスト
これは飲み込みづらい…

石橋英子の音楽がもっと全面に出た映画かなと
思ってたのですがそうでもなかったです

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ぼろんてーる2

4.5良い

2024年7月1日
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悪は存在しない
切ないね

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G列は貸し切り

4.0会話劇としても素晴らしい

2024年6月29日
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鑑賞方法:映画館

知的

これほど一つ一つのセリフが、丁寧に扱われた映画を見たことがない。

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saxofonista

4.0やっぱり面白い。

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

難しい

2度目の観賞でした。あの映像はとんでもなく引き込まれますし、ストーリーって言うよりあの会話劇が面白くてたまりません。
主人公の巧さん役の方、プロの演者さんではないとの事ですが内面の読めない怖さが素晴らしかった、あの役にぴったりです。娘の花さん役の演者さんも自然により近い子供の神秘性(大人の思い込みですが)を体現している様で本当に素晴らしかった。
東京の芸能事務所やコンサル会社の面々もどうしようもなく滑稽で東京人として恥ずかしいやら何やらで笑うしかなかった。あのラストは初見では思わず「えっ?」と声が出てしまいました。

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春

0.5目を少しつぶって開いても同じシーンだった

2024年6月17日
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鑑賞方法:映画館

前半がものすごく時間をかけて丁寧(褒めてません)に描かれていて、中盤でやっと盛り上がりが始まったかと思えば、それはおいといて別事件があってそこからはまるで30秒のジェットコースター。あっけなく終わる。それぞれの主義主張立場役割があるから悪は存在しない。

言いたい事のいくつかは咀嚼できたと思っていますが、これを名作とするならしても良いと思いますが、これからの未来の映画作品がこういうものばっかりになったら、私は嫌です。

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たか

4.0悪は存在しない(2023)

2024年6月17日
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鑑賞方法:試写会

J-WAVEさまにご招待いただき、J-me SPECIAL PREVIEW『#悪は存在しない』に伺いました。

折角誰よりも早く作品を鑑賞できるのだから先入観なく観たい、という理由で、事前情報は殆ど入れずに行きました。
試写会応募の動機は、「ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞作品だから」ではありません。
「あの『ドライブ・マイ・カー』の次がこんなにも地味(失礼)なのは何故なんだ」です。

『ドライブ・マイ・カー』の次の作品ですよ?
濱口竜介作品に出たい役者さんならいくらでもいたことでしょう。
なのに、監督の名前よりも目立っていた石橋英子さんの音楽と印象的なタイトルバックの後に登場する主人公らしき男の顔には、まるで見覚えがないのです。
長回しの薪割シーン、無駄のない、慣れた手つきで次々に薪を割る彼の姿を見て私は不遜にも、「あーなるほど、オスカーを獲った後は自らハードルを上げ、本物の山の男を連れて来て、役者の知名度に頼らない作品で世界の観客を試すのですね、わかります」と思いました。
その「山男」が『ハッピーアワー』の製作スタッフさんだったことを知るのは、映画を観終わった後です。

私はジビエが好きではありません。
「命をいただく」も、ちょっとよくわからないというか、日々の生活の中で強く意識することはありません。
里に下りて来てしまった熊を殺処分した村役場に「可哀想」と電凸する人の気持ちはもっと解りません。
グランピングで提供されるものは自然とは呼べないどころかむしろ自然破壊だと思うが、だからと言って本物の自然に触れたいんだぜと獣道しかないような場所に突入するのは無理、死んでしまいます。
「自然との共存」、言葉にすると途端に陳腐になってしまう命題について、各論では漠然と答えは持っているけれども、それらは互いに完全に整合性が取れているのかと自問すると、自信ゼロです。
「自然との共存」、これほどモヤモヤするテーマはちょっと無い。
この作品は、そのモヤモヤに、「一定の答え」或いは「より正しい思考の方向性」を見せてくれます。

ラストシーンは衝撃的です。
起こったことは映像になっていますが、説明がありません。
自然はあまりにも強大で、自然の中で生きる高いスキルを持ち、自然との共存について「一定の答え」を持っていたはずの巧が、いとも簡単に壊されてしまいます。
「悪は存在しない」はずなのに、なぜ自然も人も犠牲を払わなければならないのか。

ちょっと見たことのない、ある種実験的な、しかしストーリーも訴えかけてくる主題も明確な、だが決して結論を押し付けてはこない作品です。
元々映画として企画が立ち上がったわけではないので、知っている役者さんは一人も出て来ません。
しかし一方で、エキストラのひとりひとりにまで背景や役割が与えられていたそうで、スクリーンの隅から隅まで、映っている人々がそれぞれの人生をしっかりと生きていることを感じることができます。
特に「説明会」のシーンは圧巻です。

八ヶ岳の映像が美しすぎるので、ぼんやりしているとラストシーンで後ろから思いっきり頭を殴られて口開いたままスタッフロール、の憂き目に遭いかねません。
与えられた素材を瞬時に頭の中で組み立てて、答え、あるいは「問題」を掴み取れる瞬発力が必要です。

最後に、主演の大役を果たした大美賀均さんについて。
上映後のトークで、彼が無名の役者さんでも「本物の山男」でもなく、制作スタッフさんだったことが判明しました。
つまり薪割りは特訓の成果か、でなければ天才だったということになります。
映画の中では口数少なくなんとなく「棒読み」な話し方だった巧さんが、実はとっても饒舌で楽しい方だとわかって「あれ、演技だったの?!」とものすっごく驚きました。
大美賀均さんは、映画監督でもあります。

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amemilin

4.0観る人の想像に訴える作品

2024年6月6日
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オープニングの映像も音楽もミニマリズムで始まり、信州の山奥で自然の中に生きる村に、東京からデベロッパーが土足で踏み込もうとする中で起こるドラマを静謐に描く。最後の事件で訳も分からず、その謎に放り込まれる…
はて、これは一体?というエンディングに観客は投げ出される。
役者のリアリティある演技と、静かに物語に引き込まれる展開が見事。

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Hrsh

2.5246 自分で結末考えて、は存在しない

2024年6月5日
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もうこの手の映画は公開時に結論出してませんから~
って事前に伝えておいてください。
この手の作り方が存在する、というのは理解してますが
それは物語の印象を強くしようとする監督側の都合だと思うんですよねー
やはりお互いが気持ちよくなるのが大事ではないでしょうか?
せっかく物語に入り込もうとしているのに
わからなかったらこっちの負けですか?
補助金目当てですか?(そんなことは言っていない)
最後に悩むのはもう面倒くさいのでこの手の流れは出来るだけ避けたい
そのへんのこと考慮してくださいね。
50点
京都シネマ 20240605

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NWFchamp1973

2.5ミッシング2

2024年6月5日
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鑑賞方法:映画館

難しい

濱口監督作品は今まで観たドライブ・マイ・カー、ハッピーアワー、
PASSION、偶然と想像とどれも会話劇が面白く、今回も期待していたのだが…
住民説明会あたりから面白くなってきたかなと思ったんですが
そのあとミッシング2に展開し、その上ラストは意味不で…
自分の立場と相手に立場とか、自然と生活とか、
芸能事務所はクズの集まりとか、いろいろ考えされられたけど
やっぱりラストは訳わからん
わかった人いれば教えてください
濱口監督次回作期待してます!

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かちかち

4.0大事なもの

2024年6月4日
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鑑賞方法:映画館

何かと大事なものを見落としがちな社会
大事な予定を忘れがちな父親(前振りだった?)
身の回りのものを大事そうにみつめる少女

シカは手負いでない限りヒトを襲わない。
自然のなかで見つけた大事な摂理だったでしょうか。

もちろん大事なものは人それぞれ。
善とか正義とかも存在しないんでしょう。
あるのは、それぞれの日常の営みだけなんでしょう。

いろんなみかた、解釈を生むだろう作品でしたが、
ある種の救いをみせてもらえた気がします。

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Eiji

3.0投げっぱなしエンド

2024年6月3日
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時間をたっぷり使って話が広がる一方だったので、どう終わるのかと思ったら…

映像はきれいで音楽もやたら主張してる。
補助金目当てのグランピング計画でコンサルやら芸能事務所のやる気のない二人やら、エピソードとしては面白い部分はあるけど、引っ張るだけ引っ張って投げっぱなしのように見えるので、個人的にはもうちょっと結末を用意してほしかったです。

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ひとふで

1.0是枝の罪か。

2024年5月31日
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ただの是枝フォロワーに見える。
数多い過ぎる。この手はもううんざりだ。
是枝は一人で充分だ。
まさかと思うが是枝門下生じゃあるまいな?…
ブレヒト的な演出があざとくてきつい。
「阿賀に生きる」を観た後だったのもタイミング悪過ぎたが、そもそもこれを「リアル」と思う方々って普段どんな生活してるのか??
常に新品のダウンジャケット着てるわけ?
水辺であの格好でヒルにやられないんか?
どんなひどい映画(自分にとって)でも最後まで観て、良いところ・そうでないところなんかを考えるのが常ですが、久々に映画の途中で帰ろうかと思った。
う〜、具合悪くなってきた…

追記
監督が最後驚くはず、みたいなことを仰ってるようですが、全然予想通りでしたが?驚く?あれで何を驚くの?
感想上げた後で、「もののけ姫」みたいに最後やるかやられるか状態なのに、逃げ口上で落とさなかったことは唯一の良いところだと思い直しましたのですが、監督のコメント読んで星ゼロにしたくなりました。

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胃袋

3.0悪の先にあるのはだれかの幸せ

2024年5月28日
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悪は存在しない
水が綺麗な自然豊かな山の中にある町に
とある芸能事務所がコロナの補助金目当てで
グランピング場をつくるのに目をつけて・・・
といった件はあるものの物語なんて結局どうでもいい。
作中でなにも解決しない

タイトルが悪は存在しない
その時点で鑑賞者はこの作中の登場人物(それ以外もか?)を悪として見れなくなる。

芸能事務所は自然をぶち壊して施設をつくろうとしてるがそもそも住人も自然を利用して壊して生活しててそこにいたはずの動物たちの居場所を奪っていったわけで
それぞれの視点で悪は変わるし
悪の先に幸せになってるひともいるわけで

で、ここまではいいんだけど
ラストがさラスト

鹿は人を襲わない
でも瀕死になってたりしたら襲うかも
または小鹿になにかあれば親鹿は襲ってくるかものという件があって
グランピング施設の建設予定地は鹿の住処らしくそこにつくったら鹿はどこへいく?
という主人公の問に芸能事務所の男は
「別のところに行けばいい」
と言ったんだけど

この後主人公は顔色変えたんだよな。

で、むすめが行方不明になってさがしだし
ラストシーンになるわけだけど

んーほんとわかんない
なぜ主人公はあんなことしたのか
わからなすぎて考察みてもわからない

物語の結果が動向、YES/NO必須みたいな作品ではないけど個人的に唐突すぎて
開いた口が塞がらない

結局は奥さん亡くなって(作中では言及なし)
寂しくて生きることどこか投げやりに?なってた?
(娘を迎えに行く時間はいつも忘れてて、支払いの時の金額も間違えてて、仲間と集まることすら忘れてるのは心ここに在らずってこと?)

とはいえラストシーンの行動に繋がるか?
といわれると繋がらない

悪ととらえられる行動には
その先に自分以外に幸せになる人がいるはずなのに最後の行動には幸せになるひとがいない

ほんとうにわからない
なにがいいたかったの?
途中まで結構、あーなんか妙を得てる感じで好きだったけど最後がほんとわけわかんなくて

余韻というか納得いかなくてモヤモヤ残る

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いけだ あさり.

4.0低予算で作られた濱口の小品佳作

2024年5月28日
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鑑賞方法:映画館

1 山里を舞台に、自然と共生する男と開発計画を巡る顛末を描く。

2 あらすじは次のとおり。豊富な水や木々が多様な生態系を育む山里。そこで自然と共生しながら娘と暮らす男が主人公。この地に観光施設の建設計画が持ち上がる。住民説明会で水源への廃水流入や施設の管理体制の不備が指摘される。会社は不完全な計画と認識しながらも住民から信頼されている主人公を籠絡して計画を進めようと近づく。そうした中、主人公の娘が行方不明となる。そして・・・。

3 本作では、里の恵みを活かした主人公や住民の暮らしぶりが丹念に描かれる。そして、山里の自然の点描が美しい。濱口は、そこに施設建設のストーリーを挟み込み、計画を推進する会社スタッフを狂言回しに使った。キャラクター設定も住民と社員とで対比させた。住民は朴訥で口下手なのに対し社員は打算的で饒舌。社内会議の場面ではあまりに戯画的過ぎて脱力した。主人公が演技経験のない素人であるだけに顔の表情やセリフが乏しく、抑揚のない喋りをしていたが本作のキャラクター設定で活かされた。

4 オリジナル脚本らしく終局の場面は予想外の展開を示し、濱口は解釈を観客に委ねた。行方不明だった娘は、主人公が彼女の立ち回り先を見込み、水辺に続く野原に横たわる姿を遠目で見つけた。そこに鹿のショットが写りこみ、彼は脳内処理により、銃弾を受け傷ついた鹿と遭遇した娘は助けようと近づき襲われたと結論づけた。

5 彼が娘に歩み寄る前に、同行していた男性社員をはだか締めで失神させた。何故なのか?その社員は言葉巧みに主人公に近づいたが観察眼の鋭い主人公は自分が里の自然を脅かす計画推進に利用されようとしていることを見抜いた。そして施設ができれば自然が破壊されるのは明らか。自然と共生して生きてきた主人公には受け入れ難いことであった。無謀な計画と非常識なスタッフを自然から排除しようとしたのではないだろうか?その落し前として、主人公は娘とともに水辺の先に歩を進めたように思える。

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コショワイ