「ベネチアで銀獅子賞ってことはゲージュツ映画かな?そしてあの結末。」悪は存在しない シゲさんの映画レビュー(感想・評価)
ベネチアで銀獅子賞ってことはゲージュツ映画かな?そしてあの結末。
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OPで延々と見上げた森の映像を見せられた挙句に
主人公のおっさん、なんか台詞凄い棒読みですが大丈夫?
いきなり不安な幕開けの後は薪割りの長回しで
嫌な予感しかしないゲージュツ映画の匂いプンプン。
今度は特に状況説明なしに川で水を汲み車まで運ぶだけのシーン。
TVだったらこの時点でチャンネル変えてます。
前置きが長くてイライラさせる演出。
後に水汲みは蕎麦屋の拘りの水と判明しますがやはり不親切。
説明的台詞の多い邦画に慣れてしまった自分も悪いが。
さて一番の山場(?)グランピング施設開発業者の説明会。
このシーンが結構良くて監督の演出が入っていないのか
マジもん会議のライブ中継観ているみたいな感じ。
開発業者の男女2人の車内でのどうでも良い会話も妙なリアル感。
その後主人公のおっさんの娘が森で行方不明になり村人総出で
探す訳ですがここから結末が謎展開。開発業者のおっさんと
2人で探していたのに主人公が何の脈絡もなしにフルボッコ攻撃。
倒れたおっさん一度は起き上がるがまた倒れTHE END。
あれ?特に恨みないよね。それに色々問題解決していませんが?
観客に委ねる系のが苦手の人にはちょっとアレですが
意識高い映画ファンにはウケが良さそうなゲージュツ映画でした。
再見したらジワジワくるかもしれんが一週間限定だったので残念。
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