劇場公開日 2024年4月26日

「確かに悪は存在しないが犯罪はある。」悪は存在しない カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0確かに悪は存在しないが犯罪はある。

2024年5月11日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

子鹿を守るために親鹿は躊躇しないだろう。
相手が猟師であろうと少女であろうと。

環境を守るために全力で抵抗する人もいるだろう。
相手が親切で好意を持っていても。

そんな抵抗や反動は悪ではない。
正当防衛行為なのだ。
それがたとえ傷害以上の行為だとしても。

野山の自然の静寂な環境の中で何かが起こることは悪ではないが、人間社会環境から見れば犯罪となってしまう。

これを理不尽、不条理という人も居れば、言われる人もいる。

いつからか自然も社会環境の一部となったからか!?

毎週、山歩きをする者として自然の社会化は、
文明の高度化と比例する故に仕方ないことと諦めるより仕方ない。

要約すると、「無用の用」 なのか? 老子

ちと、違うなぁ…

(^_^)

悪は存在しない
劇場公開日:2024年4月26日 106分

「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー国際長編映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞、「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど国際的に高く評価される濱口竜介監督が、
カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭のひとつであるベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)受賞を果たした長編作品。
「ドライブ・マイ・カー」でもタッグを組んだ音楽家・シンガーソングライターの石橋英子と濱口監督による共同企画として誕生した。

自然豊かな高原に位置する長野県水挽町は、
東京からも近いため近年移住者が増加傾向にあり、ごく緩やかに発展している。

代々その地に暮らす巧は、娘の花とともに自然のサイクルに合わせた慎ましい生活を送っているが、ある時、家の近くでグランピング場の設営計画が持ち上がる。
それは、コロナ禍のあおりで経営難に陥った芸能事務所が、政府からの補助金を得て計画したものだった。
しかし、彼らが町の水源に汚水を流そうとしていることがわかったことから町内に動揺が広がり、巧たちの静かな生活にも思わぬ余波が及ぶことになる。

石橋がライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼したことから、プロジェクトがスタート。
その音楽ライブ用の映像を制作する過程で、1本の長編映画としての本作も誕生した。
2023年・第80回ベネチア国際映画祭では銀獅子賞(審査員大賞)を受賞したほか、映画祭本体とは別機関から授与される国際批評家連盟賞、映画企業特別賞、人・職場・環境賞の3つの独立賞も受賞した。

悪は存在しない
劇場公開日:2024年4月26日 106分

カール@山口三
カール@山口三さんのコメント
2024年5月17日

難しい作品ですね。何とか自分なりに解釈してみました。
作者の意向はちと違う様です。

なるほど!?

カール@山口三
Mさんのコメント
2024年5月17日

わかりやすい解釈、ありがとうございました。

M