「美談ではあるが、、、」潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
美談ではあるが、、、
映画館で観るつもりだったが、見逃してしまった。たまたま、寄ったレンタルビデオ店で見つけ、借りてみた。戦争映画はスクリーンで見ると迫力があるが、テレビ画面だと寂しい。ただ、この映画は戦闘場面を描く映画ではなかったし、潜水艦映画特有の密室空間での生死を扱う物語でもなかった。
イタリア海軍の潜水艦映画なんて、考えてもいなかった。日本に公開されていなかっただけなのかもしれない。邦画でも潜水艦映画を製作されているはずだが、私の記憶にあるのは「海底軍艦」くらいで、これも潜水艦映画だと言っていいものか疑問だ。
さて、実話をもとに作られたそうだ。1度ならず2度も敵を助けるなんて、信じられない。助けた潜水艦艦長の人間性が描かれているが、結局私には分からなかった。ただ、このような艦長を持った潜水艦員は幸運だっただろうと思う。
それにしても第二次世界大戦でイタリア海軍が所有した潜水艦110余艦で、終戦まで生き延びたは20艦にも満たなかった満たなかったこの厳しい現実。日本の潜水艦も同じようだったろう。
昔、NHKのドキュメンタリーで駆逐艦の爆雷攻撃で日本の潜水艦が海中で爆破される録音を聞いたことがある。何とも悲しかった。
戦争の最中にあっても、敵を助ける人間性は一体何なのか。この映画はそれを描こうとしている努力は認める。ちなみに、このような美談は日本海軍にもあります。
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