「8割ほどの幸福」マエストロ その音楽と愛と まままさんの映画レビュー(感想・評価)
8割ほどの幸福
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ブラッドリークーパーが主演と見せかけて、話の本筋はどちらかと言うとその妻にこそ当たっている
偉大な音楽家
結婚を渋った挙句実は男色家だった
ただ妻へ向ける愛はやはり確かなものがある
また音楽への愛も確かなものがある
素晴らしい旦那、素晴らしい音楽家だけれども、どうしても満たされない
性の嗜好を超えた愛
だけどどこか完全には受容できない
果たして完全に納得した状態で亡くなったのか
心の内に虚無を抱えた亡くなっていったのか
それを考えながら見る闘病シーンはかなり胸に来るところがある
糞しかしない鳥の下で生きている、みたいなセリフが頭に残る。
また、
創作者と演者は方向性が対照的だという印象的なセリフ。
前者は内面へ向いていて、後者は外面に向いている
作曲家と指揮者のバーンスタイン
監督と俳優のブラッドリークーパー
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