「あー、バーンスタイン❗」マエストロ その音楽と愛と チャイコ大好きおじさんさんの映画レビュー(感想・評価)
あー、バーンスタイン❗
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レナード・バーンスタインの伝記映画が公開されると知って楽しみにしていました。
バーンスタインといえば、70年代にカラヤンの次に人気がある指揮者で髪型もカラヤンに似てリーゼント?で恰好良く、カリスマ性もピカイチ。当日小中学生だった私も知っていました。また、彼が指揮したクラシックアルバムは結構所有しており、現在でもSACD化したアルバムが発売されれば買い求めてしまいます。
さて、本映画の出来はどうかと言うと70点くらい。確かに、バーンスタインを演ずるブラッドリー・クーパーがスクリーンから微笑むと、それはアルバム表紙にポーズを決めるバーンスタインその人であり、会話にも早口で巻くして、凄く知性を感じる。もっと、バーンスタインが好きになり、彼が指揮したクラシックアルバムを聴きたくなりました。
但し、バーンスタインの内面の引き出し方は薄いし、同性愛者であるとか、麻薬らしき物を鼻から吸引したり、ディスコで踊りながら恍惚(ラリっている様な)した表情を浮かべたりしているのは、イチファンとしては観たくなかった。そこが減点。あと、有名人の名前が映画で登場していない。ブルーノ・ワルター(大作曲家マーラーと親交があり、映画でも交響曲2番と5番が印象的に使われてきた)の名前が出たくらいかなぁ。
しかし、バーンスタインのCDを手にとった人、指揮した音楽を聴いた事のある人は一見の価値あり。
しかし、題名は「マエストロ」ではなく、「バーンスタイン」の方がいいなぁ〜と思った。
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