劇場公開日 2025年2月14日

愛を耕すひとのレビュー・感想・評価

全142件中、21~40件目を表示

4.0寡黙な男

2025年3月9日
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鑑賞方法:映画館

史実には詳しくないけど引き込まれるお話
言葉が少ない不器用なルドヴィ
どこの国も権力には歯痒い思いをする
アン・バーバラが井戸に水がと言ったときはちょっとよかった
貴族はやっぱり貴族なんだよね
でも最後はお互いの目的が合ったということでしょうか

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ぱぴこ

4.5屈しない強さ

2025年3月8日
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鑑賞方法:映画館

主人公ケーレンと、一緒に働く人々は、理不尽な主従関係に屈せず、自分の意志を貫く強さを持っていました。
故に、何度も痛い目に遭い、命を落とす者も…
目を覆いたくなるような場面も多々あります。
さらに厳しい自然、資金不足、妨害…何度も何度も苦難を乗り越えていく展開に息を呑みます。
最後の最後、いちばん大切にしたいものを守り抜こうとする姿に感動しました。

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らこすた

3.5個性派マッツ・ミケルセン主演作は、自身の存在を賭けて使命を果たさん...

2025年3月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

個性派マッツ・ミケルセン主演作は、自身の存在を賭けて使命を果たさんとする寡黙な男を力演する感動的な作品で、実に見ごたえがあった。
世間からは忌み嫌われた娘を一度は手放すも、再び手元に置き、立派に育って幸せに旅立って行く。
ある場面で「パンケーキ!」と思わず叫んでしまう無邪気さが微笑ましく、記憶に残ったが、このセリフは他の方のレビューから思わず声に出たアドリブを監督が生かしたものと聞いて至極納得した。
貴族の地位をついに手に入れたとき、運命を共にした女性の大切さに気付くラストもまた感慨深い。

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ITOYA

4.5どんどんと…

2025年3月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

引き込まれていくストーリー展開でした。
目を覆いたくなるような悲惨な場面も何度かあり涙しました。
色々と自身の価値観や思考を考えさせてくれるとても心に響く作品でした。

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rs8jn2

5.0デンマークの成り立ちに知識があれば有利だがかなり難しいか…。

2025年3月3日
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今年73本目(合計1,615本目/今月(2025年3月度)7本目)。

 ※ お手洗いのため5分程度視聴が抜けています。

 前から見に行きたかったのですが、ヘンテコな時間にばかりおかれてこの時間です。

 デンマークの成り立ちという、日本では高校世界史でもほとんど扱わないようなことなので「知識があると有利」とは書きましたが、全員一斉にスタートといったところではないかな…と思います。

 タイトル通り、そんなに打ちあったりアクションシーンがあるわけではないし(口論するシーン程度はあるが)、デンマークの成り立ちというかかなり地味な展開が多いタイプの作品です。こうした事情もあるので、映画に娯楽性(笑ってなんぼ等)を求めるか求めないかで見るみないも違ってくると思いますが、個人的には見てよかったかなといったところです。

 いくつかわかりにくいところがありますが、アマゾンプライム等で課金して見られるようになったらわかるところもあるのかもしれません(3週目という事情もあって販売パンフ一覧からは外されていた)。

 気になる点までないのでフルスコアです。
なお、映画の趣旨的に暗いシーンがどうしても多いので(この「暗い」というのは画面の明るさ的な意味のもの)、光の点滅等を気にされる方にはむしろおススメかもしれません(時代背景的にスマホが出るわけでもないし)。

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yukispica

4.0ケーレンに興味を持った

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

18世紀のデンマークで、退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉は、荒野の開墾に成功すれば貴族の称号を貰う約束でユトランド半島に入植した。それを知った領主で裁判官の貴族・フレデリック・デ・シンケルは自らの権力低下を懸念し、ケーレンを追い払おうとした。ケーレンは自然の脅威とデ・シンケルの非道な仕打ちに抗いながら、使用人のアン・バーバラや、少女アンマイ・ムスらと土壌改良から初め、ジャガイモの栽培に挑戦し、・・・さてどうなる、という、史実に基づく話。

マッツ・ミケルソンがデンマーク人だと初めて知ったし、デンマーク語を聞くチャンスはあまり無いので貴重な体験だった。
デ・シンケルは頭狂ってるような行動を取り、ホント憎たらしかった。俳優としては上手かったのだろうが。
使用人は殺しても罪にならなかったみたいで、奴隷そのものだったんだなぁ、と思った。
紆余曲折は有ったが、一応成功し、男爵の称号も貰ったが、それより1人の女性、アン・バーバラの方が大切だったという事なのだろう。それはそれで良い選択だったのかも知れないが、じゃあ、十数年の努力の成果はどうなるんだ?
女性を助けたのは良いが、どこに向かい、何をこれからするのだろう。
その後の彼の一生を知りたくなった。
こういうあまり知られていない人の史実を学べるのが映画鑑賞の醍醐味のひとつだと思う。

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りあの

4.0彼の作品は本当に安心してみていられる

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

マッツミケルセンが自ら望んで出演したといわれているようで
彼が主演でこそ画面に説得性が生まれている
面白くも、楽しくもない物語なのだが(映画がつまらないのではない)
140分間は決して長くないのは彼所以である
この映画を一言でいうなら、あのどうしようもない貴族気取りの
腐れ外道シンケルが物語の最初にミケルセンに何度も言うセリフ
「人生はカオスだ」だが、私が映画を見終わった時に計らずも
私もそう思ってしまった事がなんだか悶絶するほど悔しかった

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椿六十郎

4.025-034

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

マッツミケルソンの母国デンマーク開拓史。
史実ベースの小説の映画化。

貴族の称号を得るため、
未開拓の大地に実りを求める男。
覆しようのない身分と権力の差。
支配する者とされる者。
中世から続くヨーロッパの因習。

多くを見る語らず、
盲目的に開拓に燃えるマッツ。

最後に手に入れるものは
かけがえのないもの。

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佐阪航

5.0ミケルセンとテーマに惹かれて久々に観た洋画

2025年3月2日
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泣ける

幸せ

そこまで派手な場面が無いですが自然と食い入るように観てしまった良い作品でした、終わり方も個人的には好きです。
土地を開拓していく中で人との様々な出会いと別れやその上でどう在るべきなのかを迫られていく様の描写がとても良く、役者の演技力も高く全体的に良く纏っておりもう一度鑑賞したい作品です。

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sh.

4.5めっちゃ好き

2025年3月1日
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悲しい

荒野を開墾する話

なんだけど、なぜか土地の所有権を主張する領主からの妨害だったり、国王周辺の対応がクソだったりで、これ開墾できないの土地のせいじゃなくね?ってなる。でも史実をもとにしてる話なんだよね…
一ついいことがあれば二つ悪いことがあるって感じでずーっとしんどい。

迫害されたものたちで集まっていた疑似家族の瞬間が辛くてしんどいながらも幸せだったんだろうな。
でもそんなときは束の間で二度と戻らない。
悲しいし、報われた感もないけど、最後はちょっと救いがあって良かった。

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ひとふで

5.0タイトルなし

2025年3月1日
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各俳優の抑えめであるがしっかりとした表情が感じられる好きな映画でした。
抑揚のきいた言外の役者陣の演技が光ったので、タイトルにてよく多用される"愛"の文言をかかげた邦題は余韻が感じられずもったいなく感じました

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よす

5.0乾いた荒涼な大地に響くデンマーク語がマッチ

2025年3月1日
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悲しい

怖い

知的

余韻がありすぎて、エンディングの音楽もっときいていたかったな。

マッツ・ミケルソンの映画ってちゃんとはじめて観たが
とても雰囲気のある役者ですね
こりゃもてるわ
今まで悪役が多いみたいだけど。

農夫の夫が哀れで、彼をもっとみたかった
煮え湯の刑は酷すぎてみてられなかった

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ハマー

3.0人との縁が

2025年2月28日
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薄い主人公ですね。誰かかが来ると誰かが離れてしまう悲しい運命ですね。でも、過酷な状況でも使命を全うする気力は脱帽です。

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ごっとん

4.5ミケルセンの傑作作品

2025年2月28日
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泣ける

興奮

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月光仮面

4.0マッツと開拓話と18世紀ヨーロッパが好きな人におすすめ

2025年2月27日
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泣ける

難しい

幸せ

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オレンジ

4.0素晴らしかった

2025年2月27日
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泣ける

悲しい

楽しい

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吉泉知彦

5.0重い映画です

2025年2月27日
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興奮

知的

とても面白い映画です。
18世紀のデンマークの史実と聞いて興味を持ちました。
渋い映画です。
見終わった後の気分は微妙、率直に言って重いですね。
でも、評価は☆五つです。

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kura5648

5.0耕したモノが永続的に実を結び続けるとは限らない現実の苦さ

2025年2月27日
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外部から来た開拓者ケーレン大尉が
地域の有力者のシンケルに何度となく危害を加えられるが、
屈することなく忍耐強く開拓を進めていく。

有力者シンケルはなかなかの外道で、残酷で容赦ないので、
主人公が立ち向かって逆襲するシーンではスカッとする部分もあるが、
一方で多くの犠牲も払うため、苦さも残り、笑顔にはなれない。

なによりこの映画を印象深いものにしているのは、
主人公ケーレンが徐々に大切さに目覚めていく愛が、
開拓で対峙する自然や気候と同様にときに予想外に行き来するもので、
農作物のようにどれだけ心血を注いで耕しても、
必ずしも永続的に実を結んでくれないという苦さを
対比させて描いている部分にあると感じた。

馴染みのないデンマークの歴史や習俗の一端に触れられるのは面白く、勉強になります。

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HK

5.0歴史ものだが、今に通じる優れたドラマ

2025年2月26日
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泣ける

楽しい

興奮

 歴史ものが好きな人も、普段は現代劇しか見ない人も、デンマーク史をよく知らなくても十分に楽しめる高度なドラマ展開。美しい大地の映像と壮大なカメラワーク、キャストは一流、監督はよく知らなかったけれどトップランク。素晴らしい映画でした。
 なぜ、主人公のルドヴィ・ケーレンがドイツ兵だったのか。傭兵のような扱いではないので不思議で調べたみたのですが、当時のデンマーク王はドイツ・ホルシュタイン公爵領を保持し、ドイツ領での軍事作戦に参加していたらしいので、実在のケーレンもホルシュタイン連隊で昇進をめざしたようです。

 史実に基づくイダ・イェッセンの小説「キャプテンとアン・バーバラ」が映画の原作。当時の世相を反映していますが、フェミニズムとDEIの視点から女性・弱者が重要なキャラクターとして創作され、単なる歴史小説ではないという海外書評欄の評価です。

 映画のキーワードとして、「辺境」「差別」「権力」「分断」「家族」「尊厳」「暴力」などが想起されました。今、ウクライナやパレスチナで行われている理不尽な暴力や米国・日本で行われているよそ者いじめ問題に通じていて、他所から来た人も土地の人も、今ここで協力して生きるという課題に、リアリティを感じたドラマでした。

 25年間も戦場にいて、人はどんな現実に直面するのか?寡黙で冷徹とも言えるケーレンですが、「家族」を得て徐々に変化していく。その内面を少ないセリフと身体の動き、そして目の表情で伝えるミケルセンの演技は素晴らしい。
 さらに、小説タイトルにもなった"アン・バーバラ"の格好良さには惚れ惚れ。また、ロマの子である"アンマイ・ムス"を演じたメリナ・ハグバーグの生き生きとした演技が暗い色調の画面をとびきり明るくしています。彼女が腕を上げて『パンケーキ!』と叫んだシーンはアドリブ(本物のパンケーキが出てきたから)、台本にないセリフでしたが、あまりに素晴らしく美しいと感じて、そのまま映画に使ったという監督ニコライ・アーセルの弁。

 蛇足ですが、家族の食事シーンは何かハリウッドの「古い西部劇」を見るような懐かしさもありました。

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abukum

4.0感動的な力作だが、見ていて余りにも辛い

2025年2月26日
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ミケルセン主役のデンマーク映画は「ロイヤル・アフェア」以来だが、この映画は前作よりも泥臭く、血生臭い。過酷な自然と闘って開拓してきたのがデンマークの歴史なのだと遠い我らにも痛いほど伝わる。力強い骨太なストーリーだが、その運命は見ていて余りにも辛い。ただ、実際の歴史にもこういうことはままあったのだろうなと思い、しっかり見なければと、見る側にも気合が入った。それにしても、タタール人はあの時代、デンマークにもいたのですかね。

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Boncompagno da Tacaoca