「荒野の果てに見つけた小さな春の芽」愛を耕すひと あささんの映画レビュー(感想・評価)
荒野の果てに見つけた小さな春の芽
18世紀のデンマーク。荒野を、たった1人の元退役軍人が貴族の嫌がらせや大自然の脅威と闘いながら開拓していく姿が描かれている。
そして悪質な貴族から逃げ出した使用人や家族から見捨てられた少女たちと家族のように過ごし、心通わせていく姿には心が温まる。
貴族の使用人に対する悪行や執拗な嫌がらせ、“南の人は悪夢をもたらす”などという人種差別などといった汚い部分も描かれながら、当時の時代背景やデンマークの歴史も感じられる一作に。
史実だというからさらに驚く。
ラスト30分の展開は見応えたっぷりだ。
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