劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全961件中、121~140件目を表示

3.0連鎖反応

2024年9月9日
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起こらなかった連鎖反応と、
起こるべきして始まった連鎖反応。
たった一度の物理の実験?で、
世界を何度も破滅させる能力の爆弾を、
世界中の国が所有することに。
悪魔の負の連鎖反応。
いつの日か、人間の良心のもとに、世界からこの爆弾がなくなる日が来ることを願う。

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上みちる

3.5アメリカが描く反核映画。

2024年9月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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この映画のどこが日本公開を躊躇わせたの?

2024年8月30日
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鑑賞方法:映画館

 昨夏、『バービー』と共にアメリカ映画界を席巻し「バーベンハイマー」の造語までもを生み出しながら、被爆国日本では「触らぬ神に祟りなし」の意向が働いて(?)公開が見送られて来た、原爆の父・オッペンハイマーの上映が漸く始まりました。アカデミー賞受賞がかなり硬いと言う前評判が、日本公開の後押しにもなったでしょう。そして、主要部門を実際に独占しました。

 そこで、クリストファー・ノーラン監督作の撮影意図に応える気持ちでIMAXにて鑑賞しました。そして、観終えて。

 この映画のどこに日本公開を躊躇わせた要素があったのでしょう。原爆開発に向かう政治の力や物理学者の熱意は正邪も善悪もないまぜで、彼がなぜ原爆開発に邁進したのかも明確には示さず、かと言って丸投げではなく観客に正しく考えを委ねています。この綿密な記録は、日本でこそ観られなくてはなりません。不満や疑問ががあれば、日本から映画で答えればいいのです。でも、お涙頂戴戦争映画しかスクリーンにかからない現在の日本ではそれを望むべくもありませんが。

 また、原爆投下直後の広島・長崎の惨状が全く映されていない事を非難する声があり、日本人として確かに残念ではあるのですが、オッペンハイマー個人を見つめる映画としてそれは或る意味正しい選択だったろうと僕は理解します。アメリカ人の逃げや誤魔化しとは思いませんでした。

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La Strada

3.0理系(物理習得済み)大学生にイチオシ

2024年8月27日
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知的

物理を齧っている人、それなりに理解していてさらに物理学の歴史に詳しい人にはめっぽう面白い映画だと思った。
ぽんぽんノーベル賞とってる人が出てくるのが良い

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ゆーだい

5.0我は死なり。世界の破壊者なり。

2024年8月16日
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知的

難しい

幸せ

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緋里阿 純

4.0シーツを入れてはならない

2024年8月15日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

第二次世界大戦下、アメリカで勧められた「マンハッタン計画」に携わり、“原爆の父”とも称された物理学者、オッペンハイマー。
そんな彼の栄光と没落の物語。

戦争映画は嫌いだ。
だが決して目を背けてはいけないと、毎年この時期になると無理にでも観るようにしている。
今年は映画自体全然観れていないが、8月9日長崎に原爆が落とされた日に相応しい映画を劇場で鑑賞することができた。

まあ長い。そして難解。
ノーランお得意の時間軸の入れ替えというよりも、登場人物の多さと相関図の複雑さによって、途中からは全くついていけなかった。
オッペンハイマーの人生に興味が持てるかと聞かれたら正直興味は持てない。
この映画は色んな見方ができる。
私は日本人としてどうしても原爆の恐ろしさを基軸にこの物語を観てしまう。
しかし、話のメインはオッペンハイマーの葛藤に満ちた生涯である。
もしかしたら、この映画を未来への希望と捉える人もいるかもしれない。
だが、私はひたすら恐ろしい絶望の始まりに感じる。
どんな見方をしても良い。
1回で物語の大枠を捉えることは不可能に近い。
それくらい深みのある良い映画だと素直に感じた。

だからこそ、賛否はあって当たり前だと思う。
本作は日本公開時、原爆の被害に関する描写がほぼ無いと疑問視された。
だが、個人的には敢えて描かないことで今まで経験したことのないような恐怖を味わった。
実験ではあるが、あの爆発で何万もの人々が殺されたのだと思うと体がこわばった。
実験後、喜びに暮れる関係者たちの姿を見ているとなんとも言えない感情がグルグルと体の中を駆け巡る。
2つの原子爆弾がトラックに乗せられてロスアラモスを出発するシーン。
あのトラックの後ろ姿ほど恐ろしいものがあるだろうか。
戦後、オッペンハイマーに何度もフラッシュバックする閃光と焼け爛れた少女。
あの少女はノーラン監督の娘だと言う。
今回原爆投下や原爆被害に関する描写がないことについてノーラン監督は明言していないが、こういった端々に明らかな覚悟を感じる。
バーベンハイマーとかいう稚拙で醜悪なトレンドもあったが、それを乗り越えて無事日本公開してくれて本当に良かった。
ハリウッドでアメリカの罪に言及するということは革命と言ってもいいのではないか。

申し訳ないが前述の通り、オッペンハイマーの伝記的側面について語ることはできない。
全神経を集中してもついていけなかったのだから。
ただ、こういった戦争への向き合い方といい、脚本の素晴らしさといい、一切手を抜かない感じがやはり嫌いになれない理由。
世界で1番凄い映画監督だと言いたい。
劇伴も毎度素晴らしい。
これを書きながらサントラを聴き少し涙ぐんでしまった。

今もウクライナやガザでは多くの市民が犠牲になっている。
国際社会は分断の危機にあり、核の脅威はすぐ近くにあるこの状況で、唯一の被爆国に何ができるのか。
終戦から今日で79年。
核の傘の下でいつまでも黙っている訳にはいかない。

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唐揚げ

5.0痺れる!

2024年8月13日
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何もかも完璧。

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はみ

4.53時間飽きさせない傑作

2024年8月12日
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Nijntje

4.0ピカドンを体験して世界平和を祈る

2024年8月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

オッペンハイマーの栄光と没落、加害者からの立場の映画と思って観ていましたが、後半でマンハッタン計画の総仕上げに原爆の実験が行われる。放射能の影響がある事を知らない科学者たちの滑稽なシーン。そして爆発と共に眩しい閃光の後、爆音と凄まじい爆風が襲う!その場に居合わせたような体験ができ、広島・長崎へタイムスリップしました。

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鹿ちゃん

4.5苦悩

2024年8月7日
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鑑賞方法:映画館

科学者であるが故にその恐怖を理解した最初の人物であったのであろう。核分裂が永遠に続いて世界が崩壊する危険がある可能性は、核保有が連鎖することから世界を滅ぼすことにつながるということを訴える映画であった。

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まさ

3.0苦悩は伝わりました

2024年8月3日
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泣ける

怖い

知的

使命と苦悩は十二分に伝わったのですが、演者が多すぎて感情移入がしづらかったです。時間の長さは気にならなかったです。

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makoto

4.5天才の悲劇

2024年8月2日
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鑑賞方法:映画館

原爆の実験シーンや
勝利に酔いしれる人々の前での
オッペンハイマーの演説シーンは
半端ない臨場感で
怖いくらいだった。
劇場だからこそ
味わうことができた。

オッペンハイマーについての
予備知識があれば
もっと理解できただろうが
知識が無くても
十分見応えのある映画だった。

天才たちが成し遂げた新発見は
いつしか
政治的,軍事的な目的で使用され
人類に不幸をもたらし
さらに
破滅に向かわせることになるかもしれない。
達成感が大きい分だけ
罪悪感や後悔も深いだろう。
それが
プロメテウス同様
神がオッペンハイマーに
与えた罰なのだろう。

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アツコ

3.0苦悩

2024年7月28日
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鑑賞方法:映画館

天才の苦悩って
なかなかわかりたくてもわからない。

脚色はされていると思うが
日本人の私からすると、
せめてこれくらいは悩んでいて欲しいな。と。

共感するのはなかなか難しい。

海外ではどのように捉えられているのか気になる。

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nana

1.5正直に言うと退屈すぎる。見ない方がいい余計に長い。

2024年7月26日
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3時間を無駄にする。化学オタクや理系とかの人は見てもいいと思う、内容的には大人でも難しいし、展開が遅い。イライラする。

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映画オタク🕶

5.0日本人として観るべき映画。

2024年7月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

原爆投下後に英雄と持て囃されたオッペンハイマーが戦後高々数年後には、マッカーシズム吹き荒れる政権下のアメリカで、左翼思想を根拠に非国民扱いされている公聴会での痛々しい姿から物語は始まります。

当時トルーマン大統領との面会で、「自分の手が血だらけに汚れている気がする…」と弱音を吐いた彼に、トルーマンは「地獄へ行くのは投下を決めた自分だから、何も君が気に病む必要は無い」と慰めたその舌の根も乾かぬ数分後、彼の退席を確認したその直後に側近に向かって「あんな臆病者を二度と自分の前に連れて来るな!」と激怒したという逸話が残っています。
当時の彼の悔恨は、アメリカ人の主流派のそれでは無かったのかも知れないし、現在でも多くのアメリカ人が、“原爆投下が戦争終結を早め、多くのアメリカの若者(軍人)の命を救った“と頑なに信じて疑わない事でしょう。
それでも彼の優しさと弱さとは、思想や信条を越えたアメリカの良心と言う事も出来るし、人類普遍のヒューマニズムの体現と捉える事も出来ます。
戦後、アインシュタインを始めとする科学者達が、野放図な軍拡競争に反対したのは有名な話。

長らく、“それでも彼は遂に広島・長崎を訪れる事は無く、被爆者と面会する事も無かった…“と言われていましたが、つい先般、生前彼が被爆者の代表女性数人と通訳だけで面会し、号泣しながら謝罪をしたと言う証言がニュースで報じられていました。

“我は死なり。全ての破壊者なり…“
人類は過ちも犯すが、それでも人類普遍のヒューマニズムは…それでも生き続ける。人は人を信じてきっと良いのだと、そんな事まで色々と考えさせて貰いました…。

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わいちゃん

3.0長い

2024年7月13日
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やっとこさ観れた!!!

いや長い!!

トリニティ実験まで、と原爆投下からオッペンハイマー事件とその生涯の前後編の映画にした方が良かったんじゃないか?

しかし、この作品が妙な炎上のせいでここまで日本公開が遅れたのはもったいないなと思った

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龍神

5.0科学技術者と政治家。 永遠のテーマ。 今も昔もこれからも技術者に肩...

2024年7月11日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波

科学技術者と政治家。
永遠のテーマ。
今も昔もこれからも技術者に肩入れする。

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はな

4.5物理学とは何んなのだろう

2024年7月10日
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鑑賞方法:映画館

ロスアラモス研究所の科学者や職員が足を踏み鳴らしオッペンハイマーを迎え、広島への原爆投下を成功を讃えるシーンで思いがけず涙が溢れてしまった。だが、その涙は普段映画に感動して流す涙とは違い、日本人としての悔し涙、悲しみの涙だったのだと思う。
ヒットラーが死んだので、降伏しない日本に原爆を落とし戦争を終結させる。京都は日本の文化の象徴でいいところだから原爆は落とさない。
わからないことはないが、やるせない気分になります。
映画監督の李相日さんがレビューで「原爆投下後、オッペン・ハイマーがフィルム映像を見るシーン。そこで広島、長崎での実際の被害の様子が映し出されることはなく、映画はあくまで彼の苦悩にフォーカスしていく。オッペン・ハイマーは映像から目を背け、頑なに見ようとしない。見ようとしないオッペン・ハイマーの姿は、ある意味、見ようとしなかったアメリカの姿であり、その後を見ようとしない世界を暗示しているようでもあった」と言ってます。
原爆は戦争を終わらせたが、冷戦を始めさせたし、今日まで(これから先も)国、民族の対立、戦争、紛争は終わらない。核兵器という脅しの道具をチラつかせながら、。

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アベちゃん

3.5なるほど

2024年7月7日
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きたこ

3.5難解作品

2024年7月2日
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クリストファーノーランのファンでこの映画を待ち望んでいたが、2023年内の公開は無さそうということで、2023年の夏に韓国で。そして日本で公開されてから再度鑑賞した。
テネットをはじめ難解なノーラン作品は今に始まったことではないが、この作品は前提知識がないと理解がかなり難しい。登場人物が多くそもそも名前が覚えられない、アクションが少なくセリフメインのため若干退屈。韓国で観た時は自身の英語力の無さから理解できないものだと落胆したが、日本語字幕で見たとて人物の関係性などは解説なしでは理解できなかった。
そして、この映画戦争映画ではないことに留意する必要がある。原爆の描写については日本人にとってセンシティブだとは思うが、あくまでオッペンハイマーの伝記的として描かれているので、原爆については浅い描写だった。それが良い悪いではなく、戦争映画ではなく伝記映画なのでこれは当然なのだろうなと思った。
ノーラン作品の時点で個人的には高得点をつけたいのだが、前提知識がそれなりに必要なことと単純に映画として感情の起伏が起きなく、少し冗長に感じたのであまり高くない評価をつけた。

個人的には多少のネタバレはされてでも、YouTubeなどで解説が上がっているので解説を見た上で映画を見た方が満足度は高いと思う。

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