オッペンハイマーのレビュー・感想・評価
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なぁーーーーがぃ
原爆の父。
もし開発が失敗だったらどうなってたのかな?
もしドイツが先に完成していたらどこで使ったのかな?
もしソ連なら.....
研究者?科学者?
頭に思い描いたものを作る時はさぞ楽しかろう。
当然完成までは苦悩の連続であろう。
作中で「水爆」にも触れていて
勘違いかもしれないけど「水爆」は
ただの大量虐殺兵器だ!と...(勘違いかもしれんが)
原爆も同じ。
あと、日本との戦争が長引いたらあと何万人兵が死ぬ...とか
観ていて「はぁ~」って。
実験が成功したときの参加者の中で結果に驚愕している人がいて。
本人もそうなんだけどね。
結局想像以上の結果が出て
もう核なんか使っちゃだめだよ
作っちゃだめだよって
そりゃ政治家には伝わらないよね。
オッピーってこういう人なんだって。
辛かったんだろうなって。
作った人が悪いわけじゃないんだろうな。
使い方が悪かったんだろうな。
投下候補地から京都は外す
新婚旅行で行ったけど素晴らしい街だから...
はぁ?
いきなり投下しないで
ちゃんと予告しようよ!
とかって意見もあったんだね。
さて、長くなってしまったけど
本当にいろんなの事を知って感じて考える作品だった。
小難しい作りしてるし、観てて疲れたw
流石ノーランって感じなのかな?
生意気かも知らないけど
みんな観たほうがいい作品って思った。
重厚
科学者としての責任、人類としての責任
はじめは科学者としての好奇心が、それだけでは済まなくなり、社会や国家が絡みだし、いずれその大きなうねりの一部に取り込まれてしまう。
一科学者として責任を負えるようなものでもないし、責任を押し付けられるようなものでもない。
これは人類としての責任なのだから。
重くセンシティブなテーマによく挑んだなと思った。
きっとどんな結末、作品にしようとも一部からは確実に避難を浴びせられる内容だろうから。
それでもそれに向き合った価値があるはず。
もちろん見終わった後、楽しい気持ちになる映画ではない。
それでも長い映画だったけど、ミステリーの要素も入れながら、飽きることなく最後まで見せる手腕はさすがです。
あと、個人的には原爆の表現はこの程度でいいと思ったし、むしろこれ以上を描く必要はこの映画のテーマにとってもないと感じた。
米国版「大河ドラマ」
中盤過ぎの、原爆投下を喜ぶ米国人のシーンでは日本人として悲しみの涙と共に米国人への憎しみの感情が沸く事も有りましたが、それも「娯楽」の内として作品のクオリティの高さです。内容は成功を収めた男と、それに嫉妬する男の物語だと感じました。鑑賞中に色々な思いを感じながら、3時間という尺を感じぬ程に時間が過ぎて休日を有意義に過ごす事ができました。
醜いエゴが権力という形で現れるもの
クリストファーノーランの集大成。でもオスカーって程では···
聴聞会をストーリーの柱に据えた事で、専門用語が飛び交う内容でもだれることなく最後まで緊張感を持続出来た(そこはノーラン監督の構成の上手さ)
でもそのせいでテーマが見えにくくなった。
序盤は赤狩りと闘う科学者がテーマなのかと困惑したほど(終盤でやっと聴聞会の真意が分かる)
目的は戦争の早期終結でそのための原爆開発だった。
科学者としての純粋な探究心で大きな業績を成したが、その結果20万を超える日本人が死んだ。
描きたかったのは後悔か贖罪の念か、
人類はもう核兵器のない世界には戻れない。
「私は世界を滅ぼした」というオッペンハイマーのセリフには深い苦悩が感じられるが、ストーリー上その描き方は不十分。
水爆の開発に反対し続けたのは何故か?その問いにも答えていない。
科学は人類の進歩のために神が人間に与えた火。
でも強欲な大衆は果実のみを奪い、代償はオッペンハイマーが1人で背負う。
理由は誰よりも自分に正直だったから。
酔っ払いが吐くシーンは英雄扱いを受け入れられない心理の比喩。直接やると演出過剰だからエキストラに吐かせた。
原爆を開発し日本人を大勢殺したから英雄なのではない。
過ちに気付き、核兵器の拡散に歯止めをかけようと誠実に行動したから英雄なのだ。
その結果科学者としての地位を追われることになっても。
ヒーローの自己犠牲はダークナイトライジングでも描かれていたが、今作にも同様のテーマがあった。
また正確な時代考証にこだわったためか、一言二言の台詞のために出てくる人物が多すぎた。結果人物関係の把握が困難に。説明台詞も増え教科書映画的な側面が生まれた感は否めない。
キリアン・マーフィーとロバート・ダウニーJrの芝居が素晴らしかっただけに、もっと2人の関係に絞って描いても良かったと思う。
3時間あっという間の面白い映画だったけど、アカデミー賞を取るほどかというと、そこまでではない気がした。
わたしにはまだ早すぎたのかもしれない
広島にいくので鑑賞。
博士の愛した数式をイメージしていた。
原爆の父と呼ばれたアメリカの物理学者の生涯を描いた作品。
3時間もあったのね。
ちょっとわたしには難しく、序盤しかついていけず、
気づくと原爆が投下されていた。
時系列が交錯して、ついていけなかった…。
広島で、原爆投下後の悲惨な資料をたくさん見てきた。
アメリカで、原爆が良いように持ち上げられる中、
原爆を作り上げたオッペンハイマーが広島の実状を見て罪悪感を感じる。
なんというか…。
日本人でも日本人じゃなくても、人間には心があるのだから、
戦争相手とは言え、同じ人間だと思えば争いが少なくなるのではないのかな…。と…。
映画的にはほとんど寝たし、最後まで見れなかったし、
リピートも無いかな。
彼の生涯を知りたくなったときは、
ほかのことで知ろうかなと思います。
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難しい映画
やっと重い腰を上げて見ました。
原爆の父の伝記的な物語という事と、180分と言う時間で敬遠してました。
アメリカから見た原爆なので、まぁ日本人から見たらモヤっとする映画ではありますよね。広島・長崎への原爆投下もあっさり語られただけだし。
まぁ、終始オッペンハイマーの物語です。が、これまた難解ですねぇ。集中して見ないと迷子になります。しかも、ノーラン監督ですから相変わらずの時間軸あっちゃこっちゃです。
うーん、ついていけない。と思いながらも映画は終わってしまった。そして後にはなにも感情残らずです。面白いとか、ためになったとかも、日本として腹だたしいとかも、とにかく何も感じず終わりました。しかもつまらなくも無い。
ただただ、難しい映画でした。
長い!
3回繰り返し観ました。
私はもともと戦争の歴史に興味があり、色々な本当を読んでいましたが、アメリカ側の視点を捉えた映画は初めてだったかも知れません。
新しい科学の発見があったことは素晴らしいことだと思います。それが宇宙の星からヒントを得たなんて意外でした。
ロマンチックなのとは裏腹に世界最強兵器であることが悲しくもありました。
科学者達はただ純粋に自分達が与えられた使命を果たそうと慢心したこと、リーダーシップを発揮したオッペンハイマーの人格者やその結果実験も成功したのは、とても素晴らしかった。
その中で「本当に使うのか、使うべきなのか」という事が科学者の中でも頭の中に何度もチラついたと思う。原爆を止められなかったのは、その時代が悪かったんだと私は思います。
クリストファーノーラン監督の独特な時系列は最初は理解しづらかったが、これがノーラン監督の味だと思いました。
三つの時系列が並行していて所々縦に割った構造は、視聴者に限られた上映時間内に原爆前と後のストーリーを見せるためだと思いました。流石!だなぁ。
この映画が核保有国の権力者に届けばいいなと思います。日本人として、この映画を観て良かったと思います。この映画を作ってくれた方々ありがとう!
この映画を見るまで知り得なかった歴史に触れる事ができました。
次はどんな映画を作ってくださるのか今から楽しみです!
アインシュタインとの含蓄ある会話がいい
量子力学と科学史は大学でほんの表面を撫でる程度に履修したくらいの知識です。
なので用語や登場人物は頭に入ってくるのですが最初は少し場面の時系列がわかりづらかったですね。
最終的にはきちんとまとまるのですが。
原爆表現に関して日本の悲惨さが描かれていないという批判がありましたが、これは終始あくまでもオッペンハイマーとストローズの視点なので描写が無かったことは観ていてそこまで気になりませんでした。
(逆に被害者視点の作品はやはり我が国で変なイデオロギーにとらわれず冷静に製作すべきという思いを強くしました)
原爆投下後のオッペンハイマーの気持ちのゆらぎの表現や、アインシュタインとの含蓄ある会話は素晴らしかったです。
緊張感のある場面の連続で3時間という時間もあまり気にならなかったです。
ただ、セックスシーンをあんなにあからさまに描く必要ありましたかね?
これじゃ「おっぱいハイマー」っていう奴絶対出てくるじゃん。
そんなわけでR15ですが15歳以上の子供でも親子での視聴は気まずくなるかもしれないシーンがちらほらあるとお伝えしておきます。
太陽の子と通づる
結構心臓に悪い
大人の映画です。でも大学生には見てほしい。
IMAXで見ました。三時間。音の迫力がすごいです。長いけど、それほど退屈ではなく。多分ですが、アジア人は一人も出てきませんでした。それどころか、黒人、イスラム系も。ユダヤ人、白人のみです。原題にも使われているプロメテウスとか、日本人には越えなければならない壁がいくつもある。A.アインシュタインは後半、結構ちょくちょく出てきます。
子供には不向き。字幕追いかけるのも大変だし、愛人とやっちゃってるのが、これみよがしで。最初は愛人ではなかったらしいし、もしかしたら共産党のスパイだったかも?みたいな描き方ではあるんですが。この時期、ソ連とアメリカは、連合国側で、対ドイツや対日本で共同戦線をはっていたので、それほど問題にはならないはずなんですが、やはり共産党は、戦後にアメリカ国内からは排除されてしまうわけで。ソ連の共産党員が身分を偽って、ロスアラモスにさえ潜入していた?このへんも子供にはわかりにくいでしょう。
話は、複雑。と、いうか、非公開の公聴会ともう一つの会議みたいのが、交互に重なる。
その進行に従って、オッペンハイマーの過去が暴かれてゆくという筋立て。
まあ、そんなに、あばかれるほどの過去はでてこないんですが。
見どころは、ロスアラモスです。
ちなみに、日本人なら一番気になる原爆投下のシーンはほぼありません。
うまく編集してあり、広島と長崎で焼けただれた人々が、苦しむシーンはゼロです。そのかわりに主人公が、ロスアラモス研究所の人々に演説をする場面が入っています。
監督のメッセージはすごく入ってきました。
この実験で、確率はゼロに近いが、大気の空気をすべて巻き込んでしまって地球そのものが破滅する可能性も考えられなくはないほど、大変な実験を行ったのです。
ロスアラモスでは被爆してる人たちは結構いたはずです。プロメテウスの火を手にしてしまった人類。
そして時代はすぐ水爆、ICBMの時代になるわけです。
ロスアラモスという、町そのものから、作り上げたというマッハッタン計画。ナチスドイツに二年?遅れていた原子爆弾の開発と製造。
とにかく、長い。でも理解するためには、二、三回は少なくとも見る必要があるような。
長くて私は見れてないけれど。
ラストが素晴らしい…
アメリカ人の為の映画
大嫌いな監督だが原爆に触れるのなら観なければ、と鑑賞。
アメリカ至上主義、その傲慢さ
そのダサさが世界中にバレてる中での
国を挙げてのプロパガンダ映画。
今更だけどアメリカ映画のテーマははほとんどが自由意志の追求の為なら何をしてもよいというスタンス(愛の為なら何をやってもいい等)
ノーランは近年のその筆頭といえる。
インターステラーを何度か見てみるといい。
最初は面白いかもしれないが(私も最初はそのファンタジーに酔った)何度かみるにつれそこには自由意志を基盤にしたありえない身勝手さと、自分の星の崩壊責任、テラフォーミングを差し置いてそれらを全てファンタジー物理で解決という異常さが浮き彫りになってくる。
主人公は「生まれた星で死ぬ義理はない」と言い切る。
殺戮を基盤にその傲慢さを維持してきたアメリカ。
彼らのアイデンティティ維持の為のアメリカ人の為の映画。
これまでの歴史で殆ど原爆について触れてこなかった中で
アメリカ視点での原爆が大々的に語られる。
それが世界における原爆における事実として「クラシック化」されるのが何より怖い。
「一個人の視点を述べただけ」という多様性を盾に「原爆投下は仕方ない一面があった」と言っている。
最近私はアメリカ映画から本当に遠のいてしまった。
GHQ支配下において広島島生まれでありながらアメリカ映画に酔っていた幼少期。
しかし現行のモラルではそれらは今とても観れない。
自分がいかに彼らの洗脳下にあったかを思い知らされている。
複雑な道のりと複雑な思いが伝わる
多勢の登場人物。そして彼らの、豊かな表情や意味深な台詞。また様々なシーンで、視覚的な印象が残る。映画ならではの良さ、という点で満足度が高かった。
選択がなされ決行されるまでの道のりは単純ではなく、博士をはじめ関係する人々の思いは一直線ではなかった、それがよく伝わってきた。もしこれが米映画にありがちなわかりやすく単純なものだったら受け入れ難かったと思う。言うまでもなく、エンタメや勧善懲悪のノリでは扱ってほしくない。簡単に結論付けられてほしくない。しかし、このように現実的な流れを丁寧に細かく追う路線ならば、割合受け入れやすくなると思った。
様々な人の思わくや判断そして世界情勢の変化などが絡み合っていたということを、この作品のお陰である程度具体的にイメージできるようになった。それはよかった。
映画館で見ずにVODで観たのは、わたしの場合は正解だった。ときどき数秒前に戻して台詞を見直すことができたから。一度では流れが飲み込めないところが結構あったため。(笑)
もう一度観ると理解が深まるかもしれない。
タイトルなし(ネタバレ)
VOD鑑賞
残念ながら理数系の脳が皆無なので
物理学的なことは全く理解できませんでした
でも、深みのある人間ドラマはとても見応えがありました
テンポよく進んで行く点、
時間軸が遡ったり
ドラマの主点が複数あったり
それが交互に描かれて緊迫感が盛り上がりました
原爆投下後のドラマは興味深く
二転三転、いやそれ以上に目まぐるしく展開が変わり
一気にエンディングまで楽しめました
ですが、
題材が原爆というのが‥
分かってはいたけど、娯楽性を感じることが
できないのが残念です
従来のノーラン監督作品よりも
複雑ではないけど
やっぱ、自分はテネットとかインターステラーとか
インセプションのような映画が好きです
次回はそっちに戻って欲しいな
音楽がいいですね
どっか居心地が悪い感じの音楽
でも、それが嫌じゃない
テネットみたいな音楽でした
臨場感が盛り上がりました
登場人物が多く複雑ですが
有名俳優さんが多いので
俳優さんで人物を把握できるので
そこは豪華キャストの産物ですね
人件費高そう
いや〜、見応えあるけど
人間って怖いものだと
つくづく再認識しました
やっぱ架空のエンタメのがいいな
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