劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全879件中、61~80件目を表示

3.5色々意見はあるだろうが傑作

2024年6月21日
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なぜこの科学者が、過信と侮りの果てに原爆を作ったかを描いているのが素晴らしい。
他の科学者も遅かれ早かれ作っただろうこと、アインシュタインの絶望感も含めて観てよかった。

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撮影隊長

3.0そこまで批判される映画では無い

2024年6月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

日本で特に被害なあった方も居るので公開は賛否ありますが、原爆投下後の後悔や苦悩も描かれており
実際に彼は新しい原爆担当者から外れ開発に反対していましたので時間が経てば何をしても良いと言う訳では無いですがドキュメンタリー、歴史物で語り継ぐ為にもこう言う映画はあって良いと思います。

この映画が批判されるなら逆に新海誠監督の「すずめの戸締まり」は大地震がメインみたいな物で東北の大地震から10年は経過してますが大地震を扱うのはまだ早いのでは?と思いました。しかも地震の原因があの化け物みたいなって・・まだ記憶に残ってる人が多い中、特に被害にあった人はどう思ったのかと。アニメ空想と事実と作品は違えどオッペンハイマーもよりも悪質にも思えました。

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GodField

2.5ダメだった。

2024年6月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

うーん、ダメだ。やっぱり被爆国の国民としての感情がどうしても湧いて来てしまって、原爆の犠牲者の事、アメリカの政治的なことなどが頭をよぎってしまい冷静には観られなかった。
作品としてはオッペンハイマーの人生に迫る映画だって事はわかっているけど、実験が成功した時は、あぁ…作ってしまった…と過去に見た広島や長崎の被爆地の映像がよぎってしまった。
その後の実戦での成功に対するアメリカでの賞賛の様子も、胸が苦しくて観ていられなかった。この裏で多くの日本人が亡くなっているのに、という感情をどうしても消して観ることが出来なくて。

最近は少しずつ若いアメリカ人の間で認識が変わって来ているとも聞くけど、「原爆投下は正しかった、戦争を終わらせて両国の犠牲者を減らすために、仕方ない事だった」という多くのアメリカ人の認識はあんまり変わっていないんだなぁ、とこの映画を観て改めて感じさせられた気がして、なんだか胸が苦しく悲しくなってしまった。

だから、原爆を作ったオッペンハイマーの苦悩は、原爆によって死んだ被害者たちに比べたら、どうしても私にとってはそんなに辛い事とは感じられなくて、映画の言わんとしている事は頭では理解はしたけど、どうしても感情的には共感できなかった。

それから、気になってトリニティ実験に立ち会った人たちの死因を調べたら、オッペンハイマーとサングラスをしなかったリチャードさんは癌で亡くなったらしい。やっぱり影響なのかな?他の人の死因はわからなかった。

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きゃな

4.0博士が見た未来のフラッシュバック

2024年6月16日
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鑑賞方法:映画館

知的

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元無音声8mmマニア

3.5歴史の裏側を知りたい方におすすめの映画

2024年6月16日
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知的

難しい

2024年の77回カンヌ映画祭中にカンヌにいたキリアン・マーフィーの主演映画。

原子爆弾を作った天才科学者の苦悩を描いた映画。
モノクロとカラーの両方から、時代や視点を変えて描かれていて面白かったが、
長くて複雑で非常にわかりにくかったのは否めない。

当時のアメリカや、技術開発をしていた技術者たちがどのような背景で、
どのような苦悩を抱えながら開発していたのかが理解できた。
社会の流れや政治、権力構造など様々な思惑が錯綜していて、
科学者の意思決定だけでは動けない状況になっており、見ている人も葛藤させられた。
決して、戦争で勝つことやむやみに人を殺めるために開発していたのではないということもわかった。

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三上結香|海外映画大好き女子

4.0水素爆弾を作ったのは、テメェのメンツのことしか考えてない忘八者共でした

2024年6月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

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ジャワカレー澤田

3.0ん〜原爆を作った科学者は英雄だった?

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

上映終了間近ということで、駆け込み鑑賞。自分にはちょっと…でした。原子爆弾が完成してわーっとはなれないし、実験が成功して喜べるわけでもないし。実際日本に使ってしまって、苦悩しているような描写はあったけど、そうじゃないよね、考えちゃいました。99人収容の小さなスクリーンでしたが、入場者4人でした。

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h1deboo3

4.0「near zero」

2024年6月5日
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終映間近に小さい映画館で鑑賞、それでも見応え十分だった。
いつか再上映の機会を期待する作品の一つとなった。(キーになるような深いセリフは一度では理解しきれなかった。また今更ながら各フォーマット(特にIMAX)で観てみたい。)

ノーラン監督が映画で魅せる量子力学の表現、今回は合間(特に前半)に差し込まれるCG映像がとても美しかった。
アカデミー賞7部門受賞の一つ、音楽賞を受賞したルドウィグ・ゴランソンの音楽は、緊張と不安を持続させながら物語に勢いをつけて進展させる力があるように感じた。

現代史を取り上げると、細かいエピソードなどが本当にあったことなのかと思ってしまうが、本上映を機に文庫化された原作があるとのこと。監督が原作をどのように解釈したのか本もいつか読んでみたい(文庫版で3巻各400ページ...)

後半、オッペンハイマーの聴聞会とストローズの公聴会は、やや冗長に感じたが、あえての演出なのか。(ふと映画「東京裁判」を思い出した。)

エンドクレジット前の最後、CGで描かれたリスクは、決してzeroにはならないと監督が警鐘を鳴らしているとも感じた。
劇中何度か口にされる「near zero」が耳に残った。

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プロクター

2.5【二度と見たくない映画】

2024年6月5日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

学も無い僕が理解するのは難しかったです。
そして、虚しい様な、哀しい様な、虚無空間を体感出来る映画だったと思います。
言うまでもなく、表現能力、映像技術は素晴らしいもので、祝賀会のシーンや、実験成功のシーンは、酷く恐ろしさを覚えてしまう様に作り上げられていました。

2.5と言う評価ですが、本作は映画でしか表せない、言葉では表せない作品だと思います。
有識者様の解説動画等を見て、勉強させて頂きます。

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芥

3.5天才の苦悩

2024年6月4日
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鑑賞方法:その他

頭良い人にしかわからないのか。
英語で見てしまって更にチンプン。

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ginger

4.0サブスクがおすすめかも。。

2024年6月3日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

前情報なしで全部理解は難しい。
複数場面の同時展開×たくさんの登場人物×長い×字幕、疲れたなあ。
しっかり予習して見るか、サブスクとかで一時停止しながら見るかでないと、しっかりはたしめないかも。

一人の人間としての葛藤、という点では相当に面白かった。
主演の俳優さん、細かい表情もとてもリアルで素晴らしかったです。
音とか映像は臨場感もあってすごく良い。

ストーリー 85点
配役 95点
音楽・映像 93点
全体 90点

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り

4.0天才科学者の喜びと苦悩

2024年6月2日
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この映画、なんの予備知識もなく観ると、一回でストーリーを全部理解するのは難しいんじゃないかなと思う。時系列は入れ変わり、登場人物も多い。
でも、一番強く感じたのは、この科学者オッペンハイマーの天才ゆえに受ける賞賛と喜び、同じくらいおおきな苦悩だった。科学者にはその発明をどう使うかを決める権利はない。発明が武器であったために、使われたことで自国は勝利し,けれど何万人もの人が亡くなったのも事実。
その後,水爆開発に反対したのも作ってしまったらどうなるのかを恐れたからだ。彼の信念に基づいた生き様はすごいと思う。同時にこの彼と寄り添う妻の強さと2人の絆にも感動した。

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ニョロ

0.5良く寝れました

Kさん
2024年6月2日
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難しい

寝られる

セリフ多い、
テンポ早い、
眠い❗️

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K

4.5色々と考えさせられる深い映画だった…

2024年5月31日
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怖い

知的

難しい

当然だが、まだまだ若輩の身である俺では彼の犯してしまった罪の重さは推しはかることはできないけど、彼の後悔から色々と学ばなくてはいけないなと思った。
作品としては、クリストファー・ノーランが監督なだけあってすごく魅せられた😊

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やお

4.0トルーマンのあの言葉

2024年5月31日
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悲しい

怖い

興奮

日本に原爆を落とすことを決めたトルーマン。彼がオッペンハイマーと面会した後「あんな腰抜け2度とここに入れるな!」と言ったその感覚こそ原爆投下の精神性が理解出来た。

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gohno

4.5人間、J・ロバート

2024年5月30日
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ムービー好き

5.0原爆開発という白羽の矢が立った研究者の運命

2024年5月29日
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知的

難しい

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greens

4.0IMAXシアターで観なくて良かった

2024年5月29日
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鑑賞方法:映画館

皆さまの口コミを見て、サラッと予習をして鑑賞したものの、登場人物は多いわ、会話は複雑だわ、どの俳優さんが誰役だかの見分けが難しいわで、字幕を追いながらストーリーを把握するので精いっぱい。
公式ホームページなどを見ると、映像にこだわって作られているようでしたが、もしIMAXで見てたら、せっかくのIMAX料金分を無駄にするところでした。

映画自体は内容も濃く、オッペンハイマーの科学者としての欲求と、人間としての苦悩がみっちり描かれていたと思います。
「いずれ他の誰かに先を越されるくらいなら」と、開けてはいけない箱を開け、渡ってはいけない橋を渡ってしまったのでしょうね。

広島、長崎の被害の具体的な描写がない、というご意見も目にしましたが、オッペンハイマーの後悔と苦しみは、私には充分伝わってきました。

あと2回くらいは観ないと、「鑑賞した」域には達しないなと思いました。

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まみぃ

5.0「我は死神なり、世界の破壊者なり…」プロメテウスの原罪

2024年5月28日
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悲しい

興奮

知的

何と言ったら良いのでしょうか、、核物理学や量子力学などという、もう私たちパンピーには何が判らないかもサッパリ判らない様な知の最先端の領域で、天才科学者の頭脳と魂に、この世界全体がどう映り、どの様に感じながら人生を重ねていったのか、、

そしてそんな特別な次元にある人達の、普通の人々と変わらないパーソナルな葛藤と苦悩、それらを暫しの間、疑似的に追体験する様な感覚に浸れることが出来た印象です。

ほぼ名前しか知らなかった理論物理学の分野の錚々たる科学者たち、アインシュタイン、ニールス・ボーア、エンリコ・フェルミ、アーネスト・ローレンス、イジドール・ラビ、戦後オッペンハイマーと対立する“水爆の父”エドワード・テラー、が等身大の人間として描かれます。

そして物語のもう一人の主人公、核兵器の際限無い開発競争に反対するオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)と対立し、個人的な野心や恨みやコンプレックスも相まって博士の人生を潰し葬り去ろうとした、アメリカ原子力委員会委員長ルイス・ストローズ(ロバート•ダウニーJr.)。

物語は戦前戦中のオッペンハイマー博士の視点をカラー、戦後のストローズ長官の視点をモノクロに分け、その二つの視点を目まぐるしく交錯させながら進んでいきます。

オッペンハイマーやアインシュタイン、ニールス・ボーアに代表される科学者たちの多くがプロメテウスの火(核の炎)をこの世界に解き放った事に対する道義的責任「科学者が直面する創造と破壊のジレンマ」や、「知識の追求がもたらす恩恵と危険」に葛藤し苦悩する様に対比させる様に、

政治的現実主義・個人的野心・打算、嫉妬や恨みの感情、これらに突き動かされるストローズ長官やトルーマン大統領を始めとする政治家たち、エドワード・テラー博士ら様々な人々の狡猾な言動や行動が描かれていきます。

最終的には、ある予想外の意外な人物によってストローズ長官の野望は終止符を打たれ、冒頭から随所に出てきて謎となっていたオッペンハイマーとアインシュタイン二人の間に交わされた会話の内容という、

ほぼ作品のテーマであり結論でもある重要な伏線も見事に回収されエンディングを迎えますが、詳細はご自分の目と頭で観て感じて頂けたらと思います。

一見とっつきにくい様でも決して理解不能とか難解な作品ではありません、映画史上に残る様な大傑作である事は間違いないと個人的には強く思いました。

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麻布豆ゴハン

3.0評価要りますか

2024年5月28日
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単純

難しい

複雑で沢山のことを短時間でまとめた秀逸な作品。出てくる俳優陣もすばらしい演技。
エンタメ作品で作られているのは理解している。
しかしバーベンハイマー騒動の今も変わらぬアメリカ人の鈍感さに、新たな発見とショックであった。何も変わらないのだ。おまけに未だ平和の象徴の鳩のようにきのこ雲が使われ、高校の校章になっているアメリカの学校が数校、あるという。人間は自分が滅びるものにまで知識欲を持つ、愚かすぎる生き物だ。そして敗戦後、こんなことまであったのに、二度と過ちはおかしませんからと、「兎に角日本が悪かった」と、自虐的教育を70年以上も施された全日本人は、自分が施されていることに自覚も無い人が多いので、遠めからこの作品を冷静に鑑賞することができる。  いまも内向き思考回路で自分たちの国の政治家の小さいことに必死に文句をいいうまく日本人はできているw。が平和のためには仕方ないという矛盾である。

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