「“重いテーマを扱っているが、深い映画ではない”」オッペンハイマー シモーニャさんの映画レビュー(感想・評価)
“重いテーマを扱っているが、深い映画ではない”
近年のアカデミー賞作品賞の傾向を見ていると、かつて自分が強く惹かれていた映画の価値観から、徐々に離れていっているように感じる。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に続き、今年の『ANORA アノーラ』もその一例だ。
かろうじて『オッペンハイマー』は自分の好みに近い部分があるものの、作品の“重さ”に比べて内面の深度は意外と浅く、心を揺さぶるほどの強度はない。
そして、こうした作品が作品賞を受賞する流れを見ると、アカデミー賞の価値観そのものが変わってきているのではないかと感じざるを得ない。
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