「罪を犯しておいて、その結果に同情しろと?」オッペンハイマー 奇妙鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
罪を犯しておいて、その結果に同情しろと?
いろんな意味で難解な作品、しかしあらゆる人に観て欲しい作品だ。
誰か(他国)が造ってしまうかもしれないなら、自分達がソレをしよう!、……解らないでは無いが、ソレがどんな作用を引き起こして、どんな結果を招く事に成るのかを充分に理解し尽くした上での行動なのか?
歴史上の出来事を批判しても仕方ないけど、そこまでして造りたかったのか?造らなきゃならなかったのか?がズシリと遺された。
後半の審議会で叩かれる事で、殺戮兵器作成を濁された感も少し有った……。
融通の効かない乏しい思考の哀しさも感じた。
共産主義の排除具合も当時は正当だったのだろう。
時系列や登場人物の関係性を把握しきれないまま進んで行くのも、しんどかった。
それでもやっぱり、いろんな人に観て欲しいと感じるのは、唯一の被爆国民だからなのかな?
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