「天才科学者の喜びと苦悩」オッペンハイマー ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
天才科学者の喜びと苦悩
この映画、なんの予備知識もなく観ると、一回でストーリーを全部理解するのは難しいんじゃないかなと思う。時系列は入れ変わり、登場人物も多い。
でも、一番強く感じたのは、この科学者オッペンハイマーの天才ゆえに受ける賞賛と喜び、同じくらいおおきな苦悩だった。科学者にはその発明をどう使うかを決める権利はない。発明が武器であったために、使われたことで自国は勝利し,けれど何万人もの人が亡くなったのも事実。
その後,水爆開発に反対したのも作ってしまったらどうなるのかを恐れたからだ。彼の信念に基づいた生き様はすごいと思う。同時にこの彼と寄り添う妻の強さと2人の絆にも感動した。
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