「科学者の責任は如何に」オッペンハイマー ぞのさんの映画レビュー(感想・評価)
科学者の責任は如何に
歴史の解釈は時代ごとに如何様にも変化し続けるのだなと思いました。
科学への探究心と倫理性の間で揺れ続けたオッペンハイマーの葛藤が上手く描かれていてとても面白かったです。
特に大気引火の可能性を否定できないにも関わらず実験を敢行したシーン。
段階では世界を滅亡させるかもしれないと憂慮していたオッペンハイマーが、証明できないことはもはや検証してしまえというある種最も科学者らしい考えでスイッチを押してしまうという恐ろしさにゾクゾクしてしまいました。
色々と考えさせられる良い作品でしたし、
色々な時代背景や世界の繋がりを学ぶ良い機会となりました。
世界中の人々が自国だけでなく、他国の情勢にもっと目を向けることが一番の戦争の抑止力になるのだろうと思います。
コメントする