「原爆の父とは」オッペンハイマー motoさんの映画レビュー(感想・評価)
原爆の父とは
例えば日本人としてこの映画を観て、それまでオッペンハイマーを知っていた人がどれだけ居た事だろう
そしてアメリカ人も恐らくそうだと思うのだが、原爆を作ったオッペンハイマーを現代に生きる人達がどこまで知っているのだろうか
この映画を観て、オッペンハイマーに激しい憎悪を向けることはほぼないだろうし、当時の政治状況を知れる意味でもこの映画の普遍的価値は相当高い
ノーラン監督が見据えていた未来も含め、この映画の制作の後に世界情勢がまさしく第三次世界大戦を引き起こしかねない状況で、上映されていることは神の啓示ではないかと、超常的に受け取ってしまう
オッペンハイマーとはどういった人物であったのか、不勉強ながら知り得る事が出来たことの意義は大きい
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トミーさんのコメント
2024年4月15日
共感ありがとうございます。
この状態の世界に慣れきっている我々を、はっと思い返させる作品でしたね。広島・長崎の描写がない! とか実験成功の映像がしょぼいとか、どんな感想でもそれぞれが感じればいいと思います。