「作った人は悪くない、使った人が悪い」オッペンハイマー あさやんさんの映画レビュー(感想・評価)
作った人は悪くない、使った人が悪い
原爆の父と呼ばれた、物理学者オッペンハイマー
彼の原爆開発成功に至るまでの姿、
そして原爆の脅威を知った後の彼自身による軍拡反対、水爆開発反対の意見、
それに対する周囲の渦巻く欲望・・・
アメリカの原爆はドイツを攻撃するために開発されたが、
ヒトラーの死後、ドイツは降伏、そして負けを認めない日本に対し、
原爆を投下することに・・・
この映画では時系列がシャッフルされ、カラーになったり白黒になったり、
また、登場人物も各自系列の中で多く出てくるため、観ながら混乱してしまいました。
ただ、さすがに原爆の完成が近づき、さらには日本への投下の話があがり、
8月6日とか、広島、長崎という単語が出てくると
胸に苦しいものが・・・
作った人が悪いのではなく、使った人が悪い
いつの時代も新たなものが生み出されると、こういった論議が行われるが・・・
映画冒頭、アインシュタインとの会話はなんだったのか、
それがエンディングでわかり、心に響いた
3時間、あっという間でした
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