劇場公開日 2024年3月29日

「トリニティ実験の描写だけでも2000円の価値はある。」オッペンハイマー たくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0トリニティ実験の描写だけでも2000円の価値はある。

2024年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原爆開発・アカ狩り・女性・名声への嫉妬など様々な要素が絡み合い、時系列は入り乱れ、多勢の名前が飛び交って、鑑賞者を混乱の渦に誘う作品ではあるものの、やはりクリストファー・ノーランの映像作家としての技量は凄まじく、クローズアップで見せられる役者の表情や、オッペンハイマーが頭の中で想い描く物理現象、そしてなによりトリニティ実験の破壊的な描写は、物語の複雑性に頭を悩ませる我々のモヤを吹き飛ばしてくれるかのような出来栄えで、見ていてとても気持ちが良かった。

「誰か真実を語る者はいないのか」

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