劇場公開日 2024年3月29日

「日本人としてアンサーの映画が必要」オッペンハイマー tomさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本人としてアンサーの映画が必要

2024年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アカデミー作品賞を始め7部門受賞は納得しました。
原爆の父と言われたオッペンハイマーの苦悩も理解しました。
あくまでもオッペンハイマーから見たものが映画になっているので
日本が原爆を落とされた描写は描かれていません。
割り切って観ないとこの映画を評価できません。
映像、音響、役者の心情どれをとってもさすがクリストファー・ノーラン監督です。
映画としてはすごくいいモノに仕上がっています。
でも・・・日本人としては気持ちが穏やかではありません。
最終実験成功のときの歓喜・拍手は腹立たしかった。
アカデミー賞終了後に山崎監督が語った「アンサーの映画を作らないと」に
期待しています。

tom