劇場公開日 2024年3月29日

「天才物理学者もひとりの弱い人間。」オッペンハイマー 映画大好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0天才物理学者もひとりの弱い人間。

2024年3月31日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

専門用語や時代背景を理解してないととても難しい映画。
自分の研究欲求を満たそうとしただけの一人の天才物理学者だけど…利権や欲や憎悪等いろんな感情が混ざり合いより物語を複雑にしていく。また時代も前後する巧妙な演出なのでなおさらわかりにくい。
ただ、常に緊迫感満載の音響の駆使や対話の掛け合いの絶妙さは流石ノーラン監督作品だとうなずける。
原爆の父と言われたオッペンハイマーの半生映画だけど反戦や核戦争への警戒を訴えるものではなく鑑賞した全ての方が違う感情を抱く映画だろうなぁとも感じた。
オッペンハイマーという1人の天才物理学者の弱さや強欲さ等すべてをさらけ出した生き様を丁寧に深くそして鋭く描いた映画にしていると思えます。
とても素晴らしい映画を有難うございました!
是非多くの方に鑑賞頂き各々が各々の感想を持って頂きたいと思います。

映画大好き