劇場公開日 2024年3月29日

「プロメテウス」オッペンハイマー KENさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0プロメテウス

2024年3月30日
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とうとう日本公開という事で満を辞して鑑賞

広島に3年間だけ住んでいた事があり毎日原爆ドームを横目に通勤してました
あの日何万人もの人がそれと気づく間もなく亡くなられた惨劇は何があっても後世へ学び伝えていかなければならい出来事ですが、
他のレビューにもある様にこの映画の軸はあくまで科学者オッペンハイマーの苦悩にフォーカスを当てた人間ドラマであり、私はニュートラルに観れました
それでも、彼を讃える国民に「閃光と共に消滅する」幻覚を見るシーンでの複雑な感情…
史実に対して自分の無知さも痛感

【これ以上は政治的になるので、ここから純粋な映画としてのコメント】
本編通じてクリストファー・ノーラン監督のブレないストイックさが滲み出ています
主人公の苦悩を描き続ける上で一切無駄なシーンがなく、シリアスな映像・安定しない旋律の音楽もあいまって緊張感を持続させ、瞬きもせずに見届けろといった気概すら感じました

人によってはこの3時間が体力的に辛かったり、退屈にも感じる事もあるかもですが、このテーマを扱う上ではこれ以下では通用しないかもしれません
そういった意味では二度と観ることのできない映画体験なんじゃないかとすら思えます

それを証左するかの如く豪華キャスト陣の演技熱!
みなさん素晴らしくてこれには本当に感動しました涙

これからご覧になる方は特に時間軸を意識されると良いと思います
(カラーがキリアン・マーフィーさん、モノクロがロバート・ダウニーJrさんそれぞれの視点です)

ありがとうございました

KEN
2024年4月13日

かばこさん
フォローとコメントありがとうございます
そうですね、ラストのオッペンハイマーの表情と核のある世界を表現する映像から私もその様に感じました

KEN
2024年4月13日

みかずきさん
コメントありがとうございます。
勉強させていただきます。

KEN
かばこさんのコメント
2024年4月13日

共感とフォローありがとうございます
こちらからもフォローさせていただきました。
よろしくお願いいたします。

特に意図せずとも、原爆を落としてどんなことが起きたのかを知らしめるだけで「反核」になると思います。クリストファー・ノーランは、見ている人の良識に委ねる形で反核を訴えたような気もします。

かばこ
みかずきさんのコメント
2024年4月12日

フォローありがとうございます
私の方からもフォローさせて頂きます

私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、Yahoo検索などに映画レビューを投稿しています。現在の目標は二回目のキネマ旬報採用です。
こちらのサイトには2022年2月に登録しました。
宜しくお願いします。

本作、原爆を描くなら、アメリカ視点だけでなく、被爆国日本の視点が不可欠です。残念です。

ー以上ー

みかずき
2024年4月7日

ありがとうございます。
この作品がオスカーを獲得した以上私もそう願っています。

KEN
琥珀糖さんのコメント
2024年4月7日

間違えました。
反原発ではなく、反核でした。
おっちょこちょいで、失礼しました。

琥珀糖
琥珀糖さんのコメント
2024年4月7日

フォローありがとうございます。
共感もありがとうございます。

クリストファー・ノーラン監督は反戦や反原発を
前面に出さなかったけれど、気持ちは反戦・反原発であると私は
信じています。

よろしくお願い致します。

琥珀糖
2024年4月2日

コメントありがとうございます
そうですね、ラストが印象的でした

KEN
かぼさんのコメント
2024年4月1日

共感とフォローありがとうございます。
この映画で、トリニティ実験後の人類史は、違う段階に移行した自覚を多くの人が持ってくれれば良いですよね。

かぼ
2024年3月31日

コメントありがとうございます
そうですね、この映画が日本で公開された意義は大きいと思うので多くの方に観てほしいです

KEN
トミーさんのコメント
2024年3月30日

共感&フォロー、ありがとうございます。
この作品がオスカーを獲り、外野の人種差別ネタで更に注目を集め、欧米の人々に核について考えるきっかけになれば・・と思います。

トミー