「軽いコメディ」身代わり忠臣蔵 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
軽いコメディ
人情をからめたお気楽コメディ時代劇。
オチは前半で分かっちゃった。
漬け物が得意な家臣の存在は、見せ過ぎだったような。
『総理の夫』『かぐや様は告らせたい』の河合監督らしく、また『超高速!参勤交代』の土橋氏原作・脚本らしく、観終わって特に何も残らない軽さがよい。
観たい映画と他の用事の隙間にピタッと2時間潰すにはいい感じ。
わざわざこれを観に行くのはどうかなぁと思うのが半分、ムロ無双を楽しめる人にはおすすめと思うのが半分。
一週目の興行成績は良さそうだったから、二週目に行ったらガラガラ。
昔はスター映画といえば「忠臣蔵」でしたが、客席の寂しさに、「忠臣蔵」を知らない人が多くなったのかもなとため息。
スターのギャラ、大人数キャスト、セット……
採算に合わなくなったのかなぁ。
時代劇自体も下火だし。
忠義の心や武士道が時代に合わなくなってきて、今や政府意向に逆らう集団テロって見方もできますしねぇ。
それと、本作にはほんのりありましたが、恋愛要素が薄くなりがちなのと、歌舞伎役者系やムロさんのような顔の濃い個性派が配役を占めると、なかなか女性ファンもつかないだろうし。
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