「60点ぐらい。ウォン・カーウァイみたいな色彩。」狼と子羊の夜 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)
60点ぐらい。ウォン・カーウァイみたいな色彩。
上から捉えた視点のアスファルト道路に倒れる男、そこから映画が始まります。
『サイコ』みたいな、心かき乱す曲が流れ、
ウォン・カーウァイみたいな、独特の色彩(黄緑、黄色、赤色、この3色を帯びたような)の映像が続きます。
『サイコ』みたいな曲にしても、ウォン・カーウァイみたいな色彩にしても、あきらかに寄せてると思う。
これが功を奏して、フィルムノワール感や怪しげな雰囲気をブチ上げてる。
どうして?何者だ?真相は?と、次々変わる展開に翻弄され、ハラハラしながら引き込まれてたけど、終わり30分前ぐらいからトーンダウン。
ラスト30分は、ウォン・カーウァイみたいな色彩も普通のクリアな映像になり、それまでのハラハラ感もなくなり、おとなしい別の映画みたい。
このラスト30分で、それまでの評価は尻すぼみになり、3つ星の60点ぐらい。
インド映画のワンパターン?を覆すような異色?の映画で、ノワールでありスリラーでありますが、残念な終盤だった。
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