「東京である必要はこれっぽっちも無い」TOKYO, I LOVE YOU Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
東京である必要はこれっぽっちも無い
東京を舞台に恋人、家族、友人に対する愛を描いた3章からなるオムニバス。
第1章・東京タワー
彼女が居たことがないVR世界の女の子にハマる男性と、幼馴染みの女性の話。
VRの女の子はなかなか意外な展開だったけれど、それ以外はこってこての恋愛物語。
尺も短く早送りなんかも駆使してテンポ良く面白かったけど…冒頭の男とのやり取りをみるに、良くこんなのに惚れますねという違和感がw
第2章・新宿界隈
キッチンカーで弁当を売る父親と、映画監督を目指す娘の話。
かなり頭でっかちでスノッブ感満載の自己中娘と、娘に相手にされない父親だけど、父親はADHDですか?という感じ。
一応キレイに締めた感じだけれど、変化が唐突過ぎるし跡を濁しケツをまくった様な態度にどう感動しろと?
最終章・お台場
ダンスのスキルを磨く為にNYに渡っていた男性が帰国して、5人の仲間と共に脳腫瘍で余命宣告されたもう1人の仲間の為に奮闘する話。
各々100万円ってそんなアホな。そしてさらにそんなアホなな審査員を前に、ハードル上げまくって踊るけれど、カメラのスイッチと映像エフェクトが激し過ぎてまともにダンスをみせないってw
そしてボンボンは借金じゃなくて貰う気満々だし、路上ライブ?これ又そんなアホな。
東京タワーはまだ良かったけれど、残り2つはムダに1つ1つのシーンが長くてクドくてダレまくり。人物像の描き方もみんながみんな何だか異様に自己評価が高くて、若者にしてもかなりヤバめなヤツらばかり。
監督も登場人物たちと同年代なのかと思ったらそうでもないのね。
全体的にもうちょっとまともな人物像で描いてくれないと共感出来ませんって。
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