「手塚治虫は偉大だ」火の鳥 エデンの花 CR7さんの映画レビュー(感想・評価)
手塚治虫は偉大だ
火の鳥は十代の頃に初めて読んで、そのストーリーの壮大さとテーマの深さに打ちのめされて夢中になって繰り返し読んだ。それから火の鳥からは離れていたのだけど、今回暫くぶりにその世界に触れることになった。
やっぱりすごい世界観で手塚治虫の偉大さを痛感するのだけど、自分が当時からかなり変化したせいで、もうこの世界に共鳴することはなくなっていた。
火の鳥の世界観は、人間の業や欲望を悲観的に描くことが多くて、それが壮大なドラマとしてカタルシスを生むのだけど、その苦悩や悲しみが、自分ではもうお腹いっぱいでお代わりいらないという感じ。自分の中で、デストピア的な世界観や人間の非情さ愚かさみたいなのは、もう過去のもの。
今は、とても楽観的な世界に住んでいる。
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