劇場公開日 2023年11月3日

  • 予告編を見る

「さすが手塚治虫、見事な設定。」火の鳥 エデンの花 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5さすが手塚治虫、見事な設定。

2023年11月3日
iPhoneアプリから投稿

若い頃、火の鳥が大好きで全巻既読してるんだけど、詳細はがっつり忘れてます。
この映画の元になった望郷編も、ザックリは覚えてたけど展開は全然な。
恋人と地球から逃げて遠くの惑星に移住したロミ、息子を産んだけど彼氏が事故で死亡、その後、体調不良になって治療の為に冷凍睡眠を13年する事になったが機械の故障で1300年後に女王として目が覚める。それから40年後に住民の子供コムと一緒に地球を目指して旅立つ。えっ!地球をイメージするだけでたどり着けるの?あぁ、この話、何となく覚えてるってことは、あの生き物がでるんじゃないかと思ってたら出た!当時も衝撃の石動物。さすが手塚治虫、すごい発想です。
最初から最後まで、ロミの生き様が辛い事の積み重ねで、ウルウル。幸せは過去の記憶にしか無いって思っていたのに、最後は未来を信じる事に。しかも記憶と一緒にね。
いろんなエピソードがあるんだけど、95分に収めたからか薄目の展開が少し残念。でも、凄かったので原作を読み直したくなりました。
さすが宮沢りえ、声優もバッチリでした。驚いたのはシティーボーイズの3人が出てた事。エンドロールでマジ!?

涼介