キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのレビュー・感想・評価
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Painful Realtime Drama
The Phone Booth of the post-George Floyd era, this is a play-by-play reenactment of police brutality on a black eldery veteran. It's pretty sad to watch, especially since this kind of thing occurs quite regularly in American cities. The film is well-executed with great acting—including the film's editor and producer starring as a cop—though the music goes overboard in creating tension at times.
手に負えない
人種差別の根っこは深い。
それはたぶん各人の生存本能からくるものだからじゃないだろうか。
ケネス・チェンバレンはきっと無辜の人だったのだろう。
だけど犯罪率の高い地域で、犯罪率が高い(と思われている)見た目の人が
(病気だとは言え)常軌を逸した行動をしていたとしたら、どうだろうか。
自分や同僚を含めた周囲の人間が危険にさらされていると感じるんじゃないだろうか。
けっして警官の行動を擁護するわけじゃないけど、
自分がその場にいたとして、冷静な判断ができただろうか。
僕はどうしても自信がもてない。きっと恐怖に駆られると思う。
それはケネス・チェンバレンの鏡映しでもあるんじゃないだろうか。
多様性、相互理解、平和、
そういうキレイな言葉は、恵まれた環境に生きているから吐けるだけなのかもしれない。
アメリカの暗部みたいな場所で信念を貫いたケネス・チェンバレンは英雄なのだろうか。
こういう悲劇を繰り返さないためには、
「人権意識」なんていう不安定で気まぐれなものに頼るしかないんだろうか?
なんかもう、手に負えない。
いろいろよく分かんねぇなって感想しか出てこない。
作品としては面白かったけど、ただただ絶望的な気分になる映画体験だった。
事実に基づく衝撃の90分
❇️『頑固な黒人のランボーを見ている感』 🚪🧔🏿♂️
キリングオブケネスチェンバレン
2011年🇺🇸ニューヨーク州ホワイトプレインズ
❇️『頑固な黒人のランボーを見ている様な感』
★彡🪓👮🏼♀️👮👮🏻♂️🚪🧔🏿♂️
🌀警察を見て安心する人もいれば恐怖のどん底に落とされる者もいる!
◉73D点。
🌀ワンシチュエーション映画やな。
ドアの外と中だけで70分魅せるって凄いな。
🟢感想。
1️⃣🧔🏿♂️『訳ありジジイの災難な日』
2️⃣🗣️『警察官とジジイの意地』
3️⃣🤔『エスカレートがエゲツない!ここまで話が大きくなるんやね』
★彡もっとやりようがあったと思うねんけど。
4️⃣『これぞ実話と言っても良い作品❗️』
★彡ほとんど会話が録音されているし、証人や目撃者多数。
💊🔪🧔🏿♂️🫸🚪👮🏼♀️👮👮🏻♂️😱🫵🚓🌃📱🔨🪓🆘
ドリルすんのかい、ドリルせんのかい、せんのかい、すんのかい的映画ではない
「ドアを開ける、開けないの話」そう言ってしまえば身も蓋もない。
・ドアをなぜ開けさせたいのか
・ドアをなぜ開けたくないのか
について考えないといけない。
オバマ大統領就任二年目の頃の実話。だが、黒人差別はまだ強く残っている。
差別は黒人に限った話ではなく、国に対してもある。民族に対しても。
もっとでっかく言えば、男女にもある。
とにかく、差別がなくなる世の中を作るって課題は
大人のためというよりも、子どもたちのためだと思うのだ。
大人はもう子どもの頃が終わってしまって、差別意識を取り除くことが
難しいと思う。それは、この映画を観ていて強く感じた。
ケネス・チェンバレンが黒人差別的な警察官に警戒を抱く。
複数の警察官がいて、大統領は黒人でなのに、安心してドアは開けられない。
差別意識が変わっているとは、考え難いからだ。
だからケネス・チェンバレンは終始ドアを開かなかった。
ドア越しに誰が来たかはわからないから、差別的な警察官かどうかは
判定しずらい。だが、危険だと思ったら危険に近づかない権利はあるというものだ。
自分の家ならなおさら。誰が自分にとって危険だと思えるものを、家に招き入れるだろうか。
危険はわずかでも嫌だ。0でないと。限りなく0も嫌だ。0でないと。
という点で、僕は家族や信頼できる友人のみしか家に入れない。
差別を受けているわけでもないが、そういうものだ。
宅急便でギリギリドアを開ける。そういうもんだろ。
ということは、銃を持っている人物を家に招き入れることは決してない。
これは、差別に関わる話ではなく。ケネス・チェンバレンの言う「権利」の話だ。
ここで安全に暮らす権利、家にはそれがある。
一方、執拗に家に入らせろという警察官はなぜそこまでしてドアを開けさせたいのか。
疑わしきは疑うという精神で、事件の可能性を感じたら絡みつくと言うスタンスなの
だろう。仕事熱心と言えばそうだが、いつもそんなに熱血で仕事をしていれば、
犯罪率は限りなく0に近づくだろう。
犯罪の起きている量や率は知らないけれど、そんな熱血に基づく意識であったとしても
警察は「法律」に基づいて捜査をする係だから、手の届かないところというものがある。
それが、「市民の権利」だと考える。権利を侵すことができない、その前提には特例がない。
犯罪者は法律の枠組みを越えてくるが、それ自体法律の枠を意識しているという前提がある。逃げるという行為は、法律があるからこそ、だと思う。法律の枠組みを越えてこないものは、戦争ぐらいだ。相手の権利を根こそぎ奪い取っても、逃走することなく讃えられる。
余談が過ぎたが、
・ドアをなぜ開けさせたいのか→そもそも開けさせたいというのがダメ
・ドアをなぜ開けたくないのか→開けなくていい、権利だから
吉本新喜劇、ドリルのくだりがある。
「ドリルすんのかい、せんのかい」
それを90分近くリアルな時間の流れで観るという、既にある手法ではあるが
ドア越しに起こる緊迫感は演者とシンプルな構成だけでなく、この物語が
物語ではなく実話であるというところにあると思うのだ。
ケネス・チェンバレンは死なずに済むかもと思いながら映画を観ていたのだが
タイトルを直訳すれば、「ケネス・チェンバレンの殺害」。
事件を知っている人たちにとっては、のっけから実話だし
ぼくみたいにトンチキな奴は、中盤ぐらいからあぁこれは殺害されるとわかるのだ。
警察官たちが不起訴という話だが、そこもまたスカッとしない。
スカッとしてはいけないのだとも思う。
起訴されていてもそうでなくても、この問題は差別が根っこにあるのだから
子どもたちに引き継がないように、していきたいものである。
80分間たっぷりと渦巻く狂気
実話といわれても驚きはないが、憤りが沸く映画
人種差別問題の氷山の一角
疑わしきは殺せ
相手が黒人なら現場の自己判断で処刑可能
これらはアメリカの警官の特権なんですね
アメリカ国民一人一人に訊いてみたいです
そんな気持ちになります
信じがたいBLMにまつわる事件を見聞きするたびに、これは映画でもドラマでもないんだと絶望感が降りかかってきます
人種差別の歴史は古く、数年どころか数十年でもどうにかできるような単純ではない難しい問題だけど言葉にならないです
家で寝ていただけで警察官が殺しにくると誰が思うでしょう
チェンバレンさんを襲った警官たちはただのギャングだったし、あまりにも幼稚で滑稽だった
最後に実際の音声や画像も流れ、これだけの証拠がありながらなぜ有罪にならないのかも激しい怒りと共に疑問です
警官の入室を拒否したことが処刑されても仕方ない行いになるアメリカ
私には警官たちがストレス発散でやっているようにしか見えませんでした
白人が有色人種より有能だというのなら、そもそもこの事件は起きていないし、この世には差別も戦争もなくなっているはず
有能なら関わった警官たちにきちんと罰を受けさせている
それが正しい教育と私は思う
意気軒昂に世界一の国と宣いますが、あの大統領に投票してしまう国民が多いのもBLMも、元は同じところにあるように思える
アメリカは素晴らしいところがたくさんある国だと思いますが、これがあるから良くない国とも言える
ケネスチェンバレンさんのご冥福と、ご遺族が心から笑顔になれる日が1日でも多く訪れますようお祈りいたします
ブラック・ライブス・マター
令状も無し
偏見と差別と悲劇
ほぼリアルタイムで見せる手法にお互いの状況を鑑賞者も判断
緊迫感が伝わる
公安職×歪んだ思想=最悪
警察官の行動が謎すぎて…なんでこんなに大勢いてこんな結果になるんやと頭の中に???がたくさんやった。逆に大勢だからみんな言ってるもんね!間違ってないよね俺たち!っていう考えになってしまったとも言えるが。
この映画を観ている限りはケネスさんは精神障害はあるけれど、誤報の際は症状もほとんど出ておらず落ち着いている。警察官がドアを叩き始めたあたりから混乱しているけれど、そりゃあ朝早くいきなり起こされて誤報だから帰ってくれと言ってるにも関わらず部屋に突入しようとされていたら誰でもパニックになるよなあ。
1人の警察官(元教員)は冷静に判断しているように見えるけれど、上下関係が色濃い警察組織ではなかなか逆らえず…誰か1人でも精神疾患に精通している者や医療関係者を呼ぶということさえしていれば、ここまでにはならなかったかも。
差別意識は価値観やから人の価値観を変えることほど難しいことはないと思うが、そういう歪んだ思想を持った人が警察官や検事など法に携わるものになってしまうとほんま最悪やなと思う。一部の警官、職務を遂行と言いつつ差別用語のニガーという発言にに全てがあらわれてたな。
殺人警官…
犯罪の多い地区、差別主義の警官、双極性障害の家主。不穏な要素が集まり、ドア一枚隔てただけで、それぞれで疑心暗鬼に陥っていく。しかし、彼は安否確認さえされれば命を落とさなかった。これは強盗殺人、なぜ警官は有罪にならないのだろうか。緊張感が増していくが、この押し問答がとても長く感じ、胸糞悪くなる。事件と同じ位の時間らしい。悲しすぎるし、警察は怖い。
すごいストレス
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