「実質的に一人の女の話」三人の女たち wyethさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0実質的に一人の女の話

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

三人の女たちが出てはくるのだが、比重は明らかに一人の老婆に偏っている。
魅力的でチャーミングでありながら、少し影のあるツンデレの彼女に、撮影している方も引き込まれていくのが分かる。

選挙でゼレンスキーが人気である、という下りが出てくるということは、撮影は近過去の話なのかもしれない。

その後戦争が起こっても、当たり前だがそこには田舎らしい人間の営みがあり、それは微笑ましいくらいに凡庸でもあり、そしてもの悲しくもある。

なんといっても自動車に洗礼をするグラサンの男が、一番笑えた。

wyeth