劇場公開日 2023年12月1日

「歴史は思い出した」ナポレオン hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0歴史は思い出した

2023年12月10日
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鑑賞方法:映画館

ナポレオンとジョセフィーヌ以外はあまり顔が見えないわりにふたりの関係が魅力的でもなくて。心の機微も手紙で解説されてしまう。

ジョセフィーヌはマルティニークの出身だったんだ。ヨーロッパとカリブ育ちではずいぶん違ったんじゃないかな。

戦争シーンは面白かった。割れた氷に落ちる人と馬、四角の陣形、大砲の使い方など。ナポレオンは戦術に長けてたんだなあ。

プロイセンが着くか着かないか?の部分はもっとヒリヒリさせるところなんじゃないのかな?あまり緊張感を感じなかった。斥候兵や信号を送り合うところは興味深かった。

やっぱり私は名もなき兵士たちのことが気になるので、為政者のことはそんなに興味ないや。前線に行かされる人たちはたまったもんじゃない。逃げたら恥ずかしいという同調圧力を利用するのだろうか。

このころから国民意識というものが生まれつつあったのかな?と思うなど。国軍などはないわけだし。それにしても各国の思惑は目まぐるしい。

リドリースコットにしては大雑把な作風。
音楽も取ってつけたように流れて雑だ。

首を掲げたり馬の内臓が出たり、最近こういうの多いのはなんでだろう?映画がどんどん残酷になっている気がして、生きるのはつらいんだから映画では夢を見たいのにな。残酷さがリアルなのだろうか。

夫が連行される時に手をバタバタさせてたおばさんが面白かった。

hyvaayota26