「母親とナポレオン」ナポレオン karinさんの映画レビュー(感想・評価)
母親とナポレオン
クリックして本文を読む
観に行って良かった、がまずの感想です!
というのも、全く前情報なく
ナポレオン?観てみようかなぁという
軽い気持ちで、世界史もあまり詳しくないため
単純に映像をたのしみました。
それと、興味を持った視点が
ナポレオンとジョセフィーヌ、
ナポレオンの母の関係性です。
劇中にナポレオンの母は少ししか出てきませんが
何かいつもナポレオンの中には母親の存在が大きく
その母親から言われているかのようなジョセフィーヌの言葉「私がいなければあなたはただの男」みたいなニュアンスのセリフ。
この言葉は、最初ナポレオンがジョセフィーヌにただの女と言っていたのを、ジョセフィーヌが後から言い換えるのですが、映画の最後の方でも亡くなったジョセフィーヌからの声でこの言葉が出てきます。
ナポレオンは母親に認めて欲しかった
この言葉を超える男になりたくて
ジョセフィーヌの奥にはいつも自分を認めてくれない、
母親の存在を感じていたのでは無いかと思って観ていました。
我が子を会わせるシーンなどは
照れくさそうな、誇らしげな、
里帰りした息子のような感じだなと
皇帝にまで成り上がり、ジョセフィーヌと別れでも尚
手紙を書き続け、気持ちを伝え続けている
子供のようなナポレオンの姿に、何か寂しい孤独と葛藤に共感をもち、
とても近しい人のような愛情を感じました。
コメントする