「感謝と慟哭」ほかげ 映画イノッチさんの映画レビュー(感想・評価)
感謝と慟哭
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闇市・・・・
あの壮絶な戦後の混沌期を、必死で生き抜いた人達に感謝とリスペクトを贈ります
この人達がいなければ、今の自分も、自分達も存在しない
日本という国さえ存在しなかっただろう
この凄まじい行動力と負けじ魂が、日本をここまで復興・発展させたのだと
改めて痛感した作品だ
戦場で上官に命令され、仕方なく「戦友」を56すなどの
自分の罪と後悔に苛まれる男
大きな音が聞こえる度に、大砲や銃声と勘違いし、恐怖に怯える痩せた帰還兵
生き抜くために体を売り、挙句の果てに病気をうつされる若い女性
孤児でありながら、たった1人で適応し賢く強く生き抜く男の子
みんながみんな適役で、いい演技をしていた
男の子の輝く瞳はとても印象的で、吸い込まれそうにもなった
これは塚本監督の采配か? 見事としか言いようがない
当時の彼等が、今この国をみると一体どう思うのだろうか
アメ○カの植民地になり続け、中▼の属国になり、DSにもてあそばれる
それどころか洗脳された国民は、疑うこともせずに何の声も上げない
あの負けじ魂はどこへ行ったのか
凄まじいまでのは行動力や生きる力は捨て去ったのか
彼等が命がけで作った日本という国を
ここまで貶めてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになる
そんな映画です
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