「痛ましき腕」ほかげ mdさんの映画レビュー(感想・評価)
痛ましき腕
塚本晋也監督の「ほかげ」
「腕」の映画だった。タイトルクレジットで思い出したのは岡本太郎の「痛ましき腕」。
森山未來の腕の演技。死んでいる腕の演技。
焼け跡の見せ方(遠景)も素晴らしい。
昼と夜のコントラストが激しく、暗闇の中の人物はおホラー映画の幽霊のように恐ろしい。
重いが、鑑賞後に気落ちするわけではない。
「映画」を観た。
塚本晋也監督はいつも「映画」を魅せてくれる。
塚本晋也監督の映画は全部観ているわけではないのだけど、うまく言えないけど「身体」の人なんだなと思った。
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