劇場公開日 2023年11月25日

  • 予告編を見る

「趣里の熱演、子役の男の子の瞳」ほかげ ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5趣里の熱演、子役の男の子の瞳

2023年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

終戦直後の日本が舞台。戦争が人々に、どれほど深い心の傷を負わせたか、を描いている。
趣里の熱演、子役の男の子のうまさ、そして大人たちを見つめる瞳が印象的だった。この男の子、こんなすさまじい話の中で演技して、トラウマに残らないか心配になった。
それにしても、塚本晋也監督の、光と闇の扱い方は天才的。見ごたえあり。

ファランドル
ひろちゃんのカレシさんのコメント
2023年12月3日

コメントありがとうございました。
おっしゃる通り,画面の闇部分の使い方が素晴らしいと思いました。漠然とした無力感・不安感,それぞれの思惑の読みにくさ,世情,あるいは単純に当時のインフラとエネルギー事情等様々な要素を暗黒を使って巧みに表現するだけでなく,観る者の集中力を試す,みたいなところもあったかも知れません。
反戦運動については,あんなお手軽なガス抜きは,おそらく戦争したくて仕方ない為政者の思う壺だと思うのです。

ひろちゃんのカレシ