劇場公開日 2023年10月6日

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「佐山や長州にもインタビューして欲しかった(長州は字幕付きで)」アントニオ猪木をさがして 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0佐山や長州にもインタビューして欲しかった(長州は字幕付きで)

2023年10月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

2023年映画館鑑賞56作品目
10月14日(土)イオンシネマ新利府
dポイント300→1500円
『カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」』でプロデューサーを務めた和田圭介の初監督作品
ドラマ監督には『ヒロイン!なにわボンバーズ』『オレンジランプ』『高野豆腐店の春』の三原光尋

アントニオ猪木のドキュメンタリー
ブラジルまで足を運び猪木の少年時代を知る老人たちの証言
藤原藤波棚橋オカダら新日の後輩たちへのインタビュー

新日が年に一度熊本にもやって来るのだが楽しみにしてたのに猪木もタイガーマスクも故障のため欠場中でその日のメインが木村健悟だったという有田のエピソードトークが面白かった

棚橋の判断で外したアントニオ猪木の等身大パネルを再び道場に掲げるやりとりは感動的だった

マサ斉藤との巌流島無観客試合は六代目神田伯山の講談

ファン目線のドラマパート3話
小学生時代と高校生時代と落ちぶれた中年時代

小学生時代は猪木ホーガンの再戦だがチャンネル争いで姉に負ける主人公
友人の協力で電話でテレビ音声を聞き足りない分は友人の実況という今の時代では考えられない80年代
残念なことに長州の乱入があり試合が荒れたと記憶している
姉は裏番組のドラマ鑑賞だがおそらく『太陽にほえろ!』だろう
猪木ホーガンの再戦は84年
この頃はたしか渡辺徹が出演していた頃だが姉は彼のファンだろうか

高校生に成長した主人公とガールフレンド
同じ部活に所属しているようだがそれを具体的にはわからない
2人はアミューズで福山雅治のバーター丸出し
隣の席に座っていたサラリーマン風のおじさんに徳井優

最後は家庭離散で再就職した廃品工場で働く中年になった主人公はナビゲーターでもある安田顕
上司には菅原大吉
VHSに収録されていたプロレス中継を観ながら応援する姿に感動した
表情に積みかねた人生が垣間見える
安田顕はいい役者だよ
この人はうまいよ

たとえ多少モヤモヤしても猪木のテーマが流れたら納得してしまう不思議

今日も負けてしまいましたがみなさん一緒にご唱和ください
1・2・3・ダー!

野川新栄