劇場公開日 2024年5月17日

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「ジャー! は象印やタイガーのことではない」ボブ・マーリー ONE LOVE たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジャー! は象印やタイガーのことではない

2024年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

公開して1か月経ったがまだやってくれていてありがたかった。このレゲエの乗りの良さはなんなんだろう暗闇でボブ・マーリーのヒットパレードを大音量で聞きながら終始足が動き、レコード音源の口パクで全く問題ない幸せで純粋な音楽映画なのだ。私はこれまで彼の伝記はあまり知らなくて父が英国人で幼くして母と一緒に捨てられたこと内乱が続くジャマイカの政争に巻き込まれてコンサート2日前に銃撃されながら負傷を押してそのコンサートに出演したこと1981年に脳腫瘍で36歳の若さで亡くなったことも今回の映画で初めて知った。ジョン・レノンが撃たれた半年後なのにボブ・マーリーの死については全く無頓着で80年代は彼の音楽をずっと聴きながら生きているものとばかり思っていたのだ!なんてことだろう。ありがたいのは全曲字幕が付くこと「俺は保安官を撃った、でも代理人は撃ってない」ってどゆこと?多くはスペインによってサトウキビ畑で働く奴隷として西アフリカから連れてこられた人々の末裔、スラムで育ち大麻をくゆらすラスタファリアンの歌は基本的に反体制で素直に力強く響く。「GetUp,StandUp!」なのだよ。

たあちゃん