劇場公開日 2024年3月15日

  • 予告編を見る

「光の点滅が気になる作品。気になる方は後方で見た方が良い」FLY! フライ! yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0光の点滅が気になる作品。気になる方は後方で見た方が良い

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年101本目(合計1,193本目/今月(2024年3月度)19本目)。
(前の作品 「恋わずらいのエリー」、次の作品「変な家」)

 このあと、映画館をチェンジして「変な家」を見るのですが、そこで精神的に疲れ果てるということはこの時点では知る由もなく…。

 まず、この映画は気になる点が「タイトル」で、私が見たときは吹き替え版だったのですが(なお、海外アニメ作品は極端に吹き替え版ばかりで実質選択の余地がない場合もあるが、本映画に関しては3:2程度で選択の幅はあります)、なぜかタイトルに全然違う映画名が出てくる(なお、この映画は10分ほどの短編映画とのセット作品ですが、こちら本編でもまるで違うタイトルが出てくる)といった妙な作品です。

 および、「光の点滅」については、おまけ扱いの10分ほどの短編映画のほうについているのですが、本編作品もややこの部分があり(映画内で強い光を発する機械を使うシーンがあるため)、やや人を選びそうかなといった感じです。気になる方は後ろ側の席がおすすめです。

 また、ストーリーについてはほぼ一本道(まぁ、ひねりはありますが)であることに加えて、海外アニメ作品で何かと話題になる「過剰なポリコレ論で当事者が理解しがたい」という点は本映画ではほぼ見当たらず(しいてあげても1か所あるかないか程度)、ここもおすすめです。人間も出ますが、タイトル通り、動物(カモ、渡り鳥)の描写が多く、その関係で「人の言い争い」がほぼないので(ないわけではないが、ほぼない)、その観点でも「あったかほのぼの」の観点が強く、迷ったらおすすめといったところです。

 および、すでに書かれている方と重複しますが、色使いに関しては独特の決まりやこだわりがあるのか、海外アニメ作品では結構共感が持てるところです。「人があまり出てこないので、人と人とのコミュニケーションが少ない」(換言すれば、道徳教育という観点では見ることができない)という事情はありましょうが、今週迷ったらお子さんがいる家庭ではおすすめ枠といったところです。

 採点に関しては気になった点は一応ありますが、好みかつ「人による」部分もあるので、切り上げで5.0にしています。

 ----------------------------------------------------
 (減点0.2/光の点滅がやや厳しい)

 公式サイトで案内されているのは、「付属する10分ほどのおまけ作品において」のみですが、本編でもそうです。先に「おまけ作品」が放映されますし、映画としては合体していて当然席の移動は普通できないので、気になる方は後方座席を選ぶことをお勧めします。
 ----------------------------------------------------

yukispica